フリーランスのタレントになるには?仕事内容・平均収入・必要なスキルや資格などまとめ

華やかな芸能界で活動するタレントはあこがれの職業のひとつです。

芸能人の多くは芸能事務所に所属していますが、事務所に所属せずフリーランスのタレントとして活動する人も少なくありません。

タレントとして事務所に頼らず活動するのは簡単ではありませんが、フリーランスの自由さがタレントとしてのさらなる可能性を広げてくれるケースもあります。

フリーランスのタレントになるにはどうすればいいのでしょうか?

今回は、フリーランスのタレントに関する基礎知識や成功のポイントなどを紹介します。

フリーランスのタレントの平均収入

平均年齢 20歳~75歳
平均月収 1万円~2000万円
平均年収 10万円~3億円
1案件平均単価 1000円~500万円

フリーランスのタレントと言えど、大物になれば年収億越えもありますが、タレントになったばかりですとやはり平均収入は少なく、アルバイトをしながらメディア出演を目指す人も少なくありません。

また、大物タレントでもフリーランス(個人事業主)であることから、例え多くの収入を稼いでいてもクレジットカードを作れないという問題もあります。

とはいえ、事務所に属さないフリーランスのタレントでも個人としてのメリットはありますから、収入が全てではありませんね。

フリーランスのタレントの仕事内容

タレント

フリーランスのタレントの仕事内容は芸能事務所に所属するタレントとほぼ同様です。

テレビやラジオなどの番組出演、映画やドラマに出演しての演技活動、イベントの司会やゲスト参加、地方公演やステージ活動などあらゆる芸能活動が仕事の対象になります。

もちろんすべてのタレントがあらゆる仕事をこなしているわけではありません。

タレントとひとくちにいってもそれぞれ専門分野を持っており、各タレントが特技や強みをいかして仕事をこなしています。

仕事のジャンルにこだわらず幅広く活動するマルチタレントもいればマジシャンや司会業など特定のジャンルに特化した専門分野を持つタレントもいます。

対象とする仕事内容によってタレント活動の傾向は大きく変わります。

ただし、フリーランスのタレントの場合は仕事をとることそのものが一番難しいためあまり選り好みしている余裕はありません。

仕事内容を見てから好みで受ける仕事を選んでいると扱いにくいタレントと思われて仕事の依頼そのものが減少しかねないため、仕事の選り好みはせず来た依頼は基本的に受ける前提で検討するタレントがほとんどです。

フリーランスという自由な立場であるはずなのに逆に仕事を選ぶ自由度が減ってしまうのは皮肉なところですが、芸能界はとにかく不安定な業界なので仕事を選り好みするタレントはあっという間に落ちぶれてしまうリスクがつきまといます。

フリーランスのタレントに取って芸能活動と並んで重要な仕事がマネジメント業務です。

芸能事務所に所属していれば事務所がマネジメントを担当してくれますが、フリーランスのタレントにはマネージャーはいません。

仕事の依頼電話を受けるのも現場への移動もスケジュール管理も全てのマネジメント業務をタレント本人がこなさなければならず、タレント活動に専念できる事務所所属タレントと比べると業務量は数倍に膨れ上がります。

大きな成功を納めているフリーランスのタレントの場合は個人事務所を設立してタレント業以外のマネジメントや営業活動などは事務所スタッフに委託しているケースが多く見られます。

厳密に言えばフリーランスではなく個人事務所所属ということになりますが、大手事務所に所属していないという意味で個人事務所で活動しているタレントもフリーランスに含まれます。

最近ではタレントなどをしているインフルエンサーを紹介するメディアも出てきていますから、SNSなどの情報発信もタレント業の立派な仕事と言えるでしょう。

フリーランスのタレントになる為に必要なスキル

フリーランスのタレント

フリーランスのタレントになる為に必要なスキルは人気と実力、そして人脈です。

芸能人にとって人気と実力は欠かせません。

人気と知名度があってある程度の集客が見込めるタレントであればフリーランスであってもイベント出演の依頼などが寄せられます。

実力があれば少ないチャンスでも確かな結果が残せるので、事務所に所属していないふりをものともせず芸能活動を続けていけます。

人脈はフリーランスのタレントにとって最も重要と言っても過言ではないスキルです。

芸能界は人気と実力の世界と言われますが、人脈がなければフリーランスのタレント活動はままなりません。

仕事を取るにもTV局のプロデューサーやイベンターなどキャスティング権を持つ立場の人との繋がりが必要です。

人脈なしで仕事を取るにはかなりの人気と知名度が必要になるため、人脈なしでフリーランス活動を成功させられるのはごく一部のタレントのみです。

不安定になりがちなフリーランスのタレント活動を安定させるためにはコミュニケーションスキルが求められます。

打ち上げで飲みに行ったり手土産を持参したりといったちょっとしたコミュニケーションが仕事の依頼につながることも多く見られます。

フリーランスのタレントになる為に取得しておきたい資格

フリーランスのタレント

フリーランスのタレントになる為に取得しておきたい資格としては、自力で現場まで移動する必用があるため運転免許があると便利です。

もう少し具体的なタレント活動と絡めて考えるならば、あらゆる資格がフリーランスのタレント活動に役立つと言っても過言ではありません。

資格を持つタレントにはその資格に関する仕事の依頼が来る可能性が高まります。

調理師や栄養士なら料理やグルメ関連の仕事、二輪免許ならバイク雑誌の取材、英会話など外国語能力があれば国際交流イベントなどどんな資格でも仕事につながる可能性があるので取得しておいて損はありません。

狙い目としてはできたばかりの新しい資格です。

公的ではない民間資格に関しては新たに創設されるものも多いのですが、できたばかりの新しい資格であれば同じ資格を持つライバルが少ないためそのジャンルのタレントとして第一ンン車になれる可能性があります。

創設されたばかりの野菜ソムリエの資格をいち早く取得したタレントが健康関連や料理関連の仕事を取ったケースは記憶に新しいところですね。

これから取るのにオススメの資格としては、

  • ブッシュクラフトアドバイザー:キャンプタレントを目指して野外活動の知恵と技術を身につける資格
  • ホテル・マネジメント:技能士訪日外国人旅行客急増を当て込んで旅行関連のイベントも増えている中で仕事につながる
  • カフェプロデューサー:とどまる兆しのないカフェブームデカフェタレントをめざす

などが挙げられます。

タレント業はニッチながら業界規模の大きい資格を取得が狙い目です。

フリーランスのタレントが働く仕事場所

フリーランスのタレント

フリーランスのタレントが働く主な場所としては、以下があります。

  • ラジオ局やテレビ局などいわゆるスタジオでの仕事
  • 部隊やイベント等ステージの仕事
  • 司会や講演などホールや会館での仕事があります。

仕事の規模は異なりますが、大物タレントになるほど地方での仕事のギャラは上がる傾向が見られます。

多くのフリーランスのタレントは司会業やイベント業などを主たる収入源にしておりラジオやテレビ、映画など大手メディアへの出演のみで生計を立てているのはほんの一握りです。

スーパーやショッピングセンターでのイベントやお祭り、セレモニーなど人が集まるところは全てタレントの仕事場です。

企業や団体のパーティーでの仕事もフリーランスのタレントには大切な仕事です。

特に結婚式はフリーランスのタレントにとって重要な仕事場です。

司会だけでなく歌や芸を披露して結婚式を盛り上げる余興の依頼でも多くのフリーランスのタレントが活躍しています。

新しいスタイルとして自宅で動画を作成しネット配信するタレントも出現しています。

収入よりも知名度向上を主たる目的としているため、スタイルは似ていますがいわゆるユーチューバーとは全く違います。

タレントがフリーランスとして働く時に気を付けること

フリーランスのタレント

タレントがフリーランスとして働く上で気をつけなければいけないのが契約問題です。

芸能界は慣習的に仕事の依頼で契約書を作成しないことが多く、古株のイベンターや大物プロデューサーほど契約書を作成したがりません。

口約束だけで仕事が決まることが多いため、約束したギャラが支払われなかったり支払いが遅れたりといったトラブルになりがちです。

トラブルを防ぐには正式な契約書を作成するのが一番ですが、契約書を要求したことが理由で干される可能性もあるので簡単には行きません。

手軽に出来る方法としては電話ではなくメールで仕事内容やギャラの金額をやりとりするのが有効です。

正式な書類ではなくても文書で具体的なやりとりが保存されていればトラブルになったときに有力な証拠になります。

勘違いから連絡ミスが発生することも多いので、連絡ミス防止のためにという名目でメールでのやりとりを申し出れば拒否されることはありません。

フリーランスのタレントのまとめ

フリーランスのタレントになる事自体はとても簡単です。

タレントには資格は不要なので宣言すればその日からフリーランスのタレントになれます。

なるのは簡単ですが生活出来るだけの収入を稼ぐのは簡単ではありません。

現在フリーランスとして活動しているタレントの多くは以前に芸能事務所に所属した経験を持っており、最初からフリーランスとして活動しているタレントは少数派です。

最終目標はフリーランスのタレントでも、経験を積むという意味で一度は芸能事務所に所属してみるのもひとつの方法です。

とはいえ、これからフリーランスのタレントになりたい人でも何をすれば分からない人もいるでしょう。

当サイト大人の楽屋ではフリーランスとして活躍していく為の情報発信の仕方や、契約の仕方などフリーランスにとっては知っておきたいことを学べる実践場です。

これからフリーランスとして生きていきたい人にとっては、有意義な場所になると思いますので、ぜひ一度大人の楽屋の詳細を除いてみて下さいね。

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