フリーランスのイラストレーターになるには?平均収入・仕事内容・必要なスキルなどまとめ

絵を書くことが好きな人にとって趣味を仕事にできるイラストレーターはあこがれの職業です。

フリーランスのイラストレーターは束縛されることなく自由に仕事ができるのが魅力ですが、イラストレーターとしてフリーで活動するのは簡単ではありません。

イラストレーターは比較的フリーランスで働く人が多い職業ですが、安定収入を稼げるのはほんの一握りにすぎない厳しい世界です。

一発当てれば大成功もありますが、実力があってもなかなか夜に出られない人も多く、フリーランスとしてやっていくには覚悟が求められます。

この記事では、フリーランスのイラストレーターになるにはどんなスキルが必要で、どんなことに気を付けなければならないのかなどの必要知識を紹介しますから、これからフリーランスのイラストレーターになりたい人はぜひ参考にして下さいね。

フリーランスのイラストレーターの平均収入

平均年齢 20代~40代
平均月収 15万~30万
平均年収 300万~500万
1案件平均単価 5千~20万

フリーランスとして働くイラストレーターの収入は基本的に「1枚○○円」という単価設定になっています。

実力に応じて単価も異なってきますが、「1枚数千円」になることもあれば、「1枚数十万円」になることもあります。

まさに実力勝負の世界と言えるでしょう。

フリーランスのイラストレーターの平均年収は300万~500万と言われていますが、これはあくまでも平均であり、営業力が高い人や他の人には書けない絵を描く技術があれば、年収1,000万円以上も夢ではないでしょう。

フリーランスのイラストレーターの仕事内容

フリーランスのイラストレーターになるには

フリーランスのイラストレーターの仕事内容は、クライアントから発注を受けたイラストを完成し納品することです。

イラストの使用目的はさまざまですが雑誌や書籍、ポスターやチラシなどに使用するイラストカット、ゲームのキャラクターイラスト、企業のマスコットキャラクターなどちょっとした挿絵から長く使用されるキャラクターまで幅広い分野のイラストを手がけます。

イラストレーターへの発注内容は案件によって異なります。

ゼロからキャラクター作成を依頼されることもあれば細かい指示に従ってイラストを描くよう要求されることもあります。

描きたいイラストを描くのではなくクライアントが求めるイラストを完成させるのがイラストレーターの仕事です。

フリーランスのイラストレーターの仕事受給の流れ

フリーランスのイラストレーターの仕事は打ち合わせから始まります。

クライアントがなにを求めているのかを打ち合わせを通じて理解することができなければ曖昧なイメージをイラストとして形にすることはできません。

クライアントとのすり合わせが充分でないとイラストのイメージが合わずリテイクでやり直すことになってしまうので、多くのイラストレーターは打ち合わせに多くの時間を費やします。

フリーランスのイラストレーターの仕事案件内容

案件によってはイラストレーターがキャラクターデザインに大きく関わることもあります。

ゲームのキャラクターデザインの案件ではキャラクター名など基本的な設定は決まっているものの、イラストイメージに関してはイラストレーターに大きな裁量が与えられます。

世界観や基本設定を壊さずに個性的で魅力あるキャラクターデザインを仕上げることができればイラストレーターとして大きな実績となるでしょう。

また、演劇や美術展で使用するポスターイラストを依頼されることもあります。

ポスターイラストの仕事は芸術性が求められる傾向が強く、イラストレーターとして思う存分腕が振るえる仕事です。

ポスターそのものが芸術として価値を認められるほどの作品を仕上げればさらに大きな仕事につながります。

広告やキャンペーンなど大きなプロジェクトに参加するケースもあります。

プロジェクトチームに外部からイラストレーターを招くケースは多く、メンバーと協力してクリエイティビティを発揮することを求められます。

イラストにとどまらずデザインを総合的に監修するプロジェクトリーダーとして活躍するイラストレーターもいます。

フリーランスのイラストレーターになる為に必要なスキル

フリーランスのイラストレーターになるには

スキル1:絵の技術

フリーランスのイラストレーターになる為に一番必要なのは絵の技術です。

絵の技術はイラストレーターに求められる最低限のスキルであると同時に最も重要視されるスキルでもあります。

絵を仕事にしているのですから魅力あるイラストを描き上げるスキルがなければ仕事になりません。

他に何のスキルもなくても他を圧倒する絵のスキルがあればイラストレーターとして大成功するチャンスがあるでしょう。

イラストレーターになるには絵のスキルが必要ですが、フリーランスとして活動していくにはその他のスキルも必要になります。

スキル2:営業力

フリーランスのイラストレーターに欠かせないのが営業スキルです。

フリーランスのイラストレーターになりたての頃は、新規の仕事依頼を来ることを待っていても正直来ません。

雑誌の編集部や広告代理店などイラストを発注するクライアントに対し、自らイラストを売り込み営業をかける積極性や度胸がないとフリーランスでやっていくのは難しいでしょう。

もちろん営業がどうしても苦手という人はイラストレーター専門のマネジメント会社を利用したり、クラウドソーシングサイトで仕事を探すという方法もあります。

しかし、それなりの収入をイラストレーターで目指すなら最低限の営業スキルは必要です。

スキル3:コミュニケーション力

イラストレーターに意外と重要なのがコミュニケーションスキルです。

内向きに思われがちなイラストレーターですが、仕事となればクライアントとのコミュニケーションは欠かせません。

あいまいなイメージしか持たないクライアントとの打ち合わせを通じてイラストを形にするには相手の話を聞いて想像する能力が必要不可欠です。

隠された欲求や見えにくい要望などをコミュニケーションを通じて上手く組み上げてイラストに昇華できればさらなる仕事の依頼につながリます。

フリーランスのイラストレーターになる為に取得しておきたい資格

Illustrator

フリーランスのイラストレーターになる為に特別な資格はいりません。

実力がモノを言う世界なので絵が上手ければ資格がなくても成功するチャンスがあります。

などペイント系ツール関連の資格はありますが、これらの資格の有無でイラストレーターの仕事が決まることはほぼありません。

ツールを使って問題なくイラストが描けるならわざわざ仕事のために資格をとる必要性は皆無です。

フリーランスのイラストレーターの場合、視覚の有無よりもコミュニティにおける実績が重要になります。

などのイラスト投稿系SNSで高い評価を集めていれば実績として仕事に繋がる可能性が十分にあります。

コミケで人気サークルと呼ばれるほどの実績があれば名指しで仕事の依頼が来る可能性はグッと高まります。

フリーランスのイラストレーターが働く仕事場所

フリーランスのイラストレーターになるには

フリーランスのイラストレーターはパソコンなどの機材さえあればどこでも出来る仕事です。主な働く場所は以下の通りです。

  • 自宅
  • 事務所
  • クライアント指定のオフィス

自宅で仕事をするフリーランスのイラストレーターは非常に多く、子育てと並行して働く女性イラストレーターも多くいます。

通勤の必要がなく好きなときに働けるのが魅力ですが、仕事とプライベートをきちんと区別しにくいのがデメリットとも言えるでしょう。

自宅とは別に個人で事務所を用意し手仕事をするイラストレーターもいます。

パソコンがあれば仕事ができるので専用の部屋を借りずシェアオフィスなどを利用すれば事務所費用を節約できます。

プロジェクトに参加する場合はクライアント指定のオフィスで働くことになります。

機材に関してはクライアントが用意することもありますが使い慣れた機材を自分で持ち込むことも多く、ケースによって異なります。

出張などはあまりありませんが打ち合わせのために遠方に出向くことはあります。

イラストレーターがフリーランスとして働く時に気を付けること

フリーランスのイラストレーターになるには

イラストレーターがフリーランスとして働くときに最も気をつけなければいけないのがお金の問題です。

イラストレーター業界では長年の慣習から仕事の依頼で契約書を作成しないことが多く、そのことが原因で金銭トラブルになるケースが跡を絶ちません。

特に雑誌や単行本など出版業界との仕事では契約書の作成を嫌がられることが多く、支払い遅れや一方的な減額など理不尽な扱いを受けたという声が多数上がっています。

ですので金銭トラブルを防ぐためにも少額の案件でも必ず契約書を作成するようにしましょう。

フリーランスのイラストレーターは、会社員よりも立場が弱いため不当に安い報酬で仕事をさせられるケースがあります。

ひどいものになるとスマホゲームのキャラクター作成の仕事で設定からカラーイラストまで担当して1キャラあたり1000円を提示されたというケースも報告されています。

不当に安い報酬を回避するためにはSNSなどでイラストレーターの報酬相場を調べ、足元を見るような依頼には毅然とした態度で対応することが求められます。

フリーランスのイラストレーターとして活躍したいなら

フリーランスのイラストレーターは実力主義の厳しい世界です。

絵が上手くなければチャンスはつかめませんが絵が上手いだけではままならないことも多く、安定収入を得るのは簡単ではありません。

フリーランスのイラストレーターとして成功したいなら自らSNSなどで情報発信していく姿勢が重要です。

投稿サイトやSNSを利用して知名度を高め、自らをブランディングしていくことでよりよい条件の依頼に出会える確率を高めましょう。

とはいえ、長年イラストレーターとして活躍していく為には、仕事内容でも触れた様に、営業力やコミュニケーション力が必要になってきます。

それ以外にも、お金の問題を回避する能力も必要になってきます。

職業は違えど、困った時に相談ができるフリーランスの仲間も必要でしょう。

当サイト大人の楽屋では、「フリーランス最強集団」を結成すべく仕事をもらう為のSNS活用方法やお金の問題の解決方法など様々な分野に特化した講師達が集合しています。

フリーランスになりたい人やすでにフリーランスとして活躍する仲間も多数いますから、フリーランスになりたい、あるいはフリーランスになったけども稼げないと困っている人にとってきっと今後の成長に繋がると思います。

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