社会の高齢化が進む中で訪問マッサージのニーズはこれからも大きくなることが予想されます。
一方で、訪問マッサージサービスを立ち上げたものの集客が思うようにいかず、苦戦している場合もあります。
「集客」はサービスの継続に欠かせないものです。
同種のサービスが競合する中でどのように顧客を得ていくかは常に直面する課題です。
積極的に集客活動を行いながら、上質のサービスを提供してリピーターを増やしていくことができれば、安定した運営が可能になります。
様々な集客方法の特徴を知ることで、それぞれを効果的に活かすことができます。
訪問マッサージのサービスで集客する方法
集客方法は一つではなく、実に多くの方法が存在します。
インターネットを利用した方法もあれば、昔からよく利用されている旧来型の方法もあります。
それぞれの特徴を項目に分けて説明してみましょう。
HPを作成しよう!
HP(ホームページ)は、ネット上のお店のようなものであり、サービスを知らしめるために必要です。
言うまでもなく、サービスを立ち上げただけでは誰もその存在を知らず、利用する人もいません。
HPが存在することで、顧客はその業者のサービス内容を知り、信頼できるものと判断することができます。
文字だけではなく、画像や動画を多用できるのもHPの特徴です。
顧客は実際にマッサージの施術を受けているイメージを想像できるため、サービス利用の促進に役立ちます。
SNSを使用して集客しよう!
TwitterやFacebookなどのSNSは、集客にも有効活用できます。
素早く人とつながることができ、通常では関わることのない様々な年代の人と知り合うことも可能です。
また、多くの人が興味を持つ投稿に関しては、拡散の可能性があることも特徴です。
良質のサービスを行っている訪問マッサージであれば、施術を実際に受けた人がSNSに投稿して、評判が広まる可能性もあります。
ブログを書いて検索エンジンから集客しよう!
ブログは、ネット上の日記のような役割を果たしています。
HPなどのサイトは固定的な情報を中心に掲載しているのに対し、ブログは度々更新されていくところに特徴があります。
訪問マッサージであれば、施術日記のようなその日に施術を行った報告を載せれば、サービスの宣伝効果として高いものが期待できます。
ブログの記事が多くなれば、検索エンジンからの集客が期待できます。
検索でヒットする確率が高くなり、ネットで訪問マッサージのサービスを探している人がそのブログを見つけることができれば、ニーズが合致しているため興味を抱く可能性があります。
ブログを更新してしっかりとSEO対策を行えば、効率よく集客をすることができ、売上も安定的に上げることができます。
リスティング広告から集客しよう!
リスティング広告とは、GoogleやYahooなどで、ユーザーが検索したキーワードに沿った広告を表示することです。
訪問マッサージの場合であれば、それに関連するキーワードで検索した人に対し、その会社や個人の広告を表示します。
検索結果の最上部で目の留まりやすい位置に表示される点がメリットです。
ユーザーとニーズが合致しているため、積極的な広告効果が期待できます。
但し、検索エンジンのような自然な形とは違い、リスティング広告を利用する場合は費用が必要です。
最初の頃はあまりオススメできませんが、会社として広告宣伝費を用意できるようになればいいでしょう。
お礼状を書いてリピーターを獲得しよう!
新規顧客の獲得は非常に大切ですが、その一方ですでに顧客として利用した人に対するフォローも極めて大切です。
一度そのサービスを経験している人であり、さらにリピーターとして活用してくれる期待ができます。
そのためには、質の高いサービスの提供が重要であるのは言うまでもありませんが、積極的にこちらの方からサービス利用後のフォローをしていくことも大切です。
お礼状の執筆もその方法の一つです。
サービス利用後にお礼の文面を送付することは、顧客に対して良い印象を与えることができます。
また、暑中見舞いや年賀状はもちろんのこと、特定の機会を利用してはがきや案内文を送付することも効果的です。
但し、ダイレクトメールのような営業的な色合いの強いものは、頻繁に送れば嫌がられる可能性もあります。
あくまでお礼状という観点で行い、宣伝色を薄める配慮も大切です。
チラシを配布して地域の人々を集客しよう!
訪問サービスのような集客の場合は、サービスを提供できる範囲内に住んでいる人に対して行うことが効率的な方法です。
地域でチラシを配布することは、昔からある有効な手段です。
高齢者の住んでいる世帯であれば、訪問マッサージの利用を検討してくれる可能性も期待できます。
また、インターネットの場合は高齢者が利用していない可能性もあるでしょう。
それでもインターネット集客が効果的なのは、高齢者の家族の目に触れる可能性があるからです。
家族の勧めで訪問マッサージを利用することも十分に考えられます。
一方、地域のチラシ配布については各住居のポストに投函すれば、家族はもちろんのこと、チラシ内容を直接の当事者である高齢者が目にする機会があります。
病院に通院したくても体力的に難しい高齢者が、訪問マッサージの存在を知ることでマッサージサービスを受けることが可能になるのは、とても意義あることです。
雑誌に掲載してもらおう!
雑誌を利用した宣伝方法もあります。
広告枠に掲載される通常の広告もありますが、取材のような形をとってそのサービスを案内する形式もあります。
雑誌の読者にとっては、広告の印象が薄まるため、通常の取材文のように抵抗感を感じることなく読んでもらえる可能性があります。
取材という形でサービスが紹介される点が、この広告のメリットです。
実際に出版社から無料で取材依頼を受けることもありますが、これは通常の取材です。
形式的には取材という形をとりながら、有料広告の一環として出版社が用意するものであり、この場合は広告費用がかかります。
イベントを定期的に開催しよう!
過去にサービスを利用した人や、初めてサービスを利用する人を対象に、体験マッサージなどのイベントを開催することも効果的です。
無料や格安で施術を施すことにより、実際の体験を通じてマッサージ利用の懸念を取り除く効果が期待できます。
会場を借りて周辺地区に住んでいる人に案内するなど、イベント色を強めることも集客の一環として効果的です。
広告費を抑えて集客するには
個人事業のような小規模の場合であっても、事業を継続するためにはランニングコストが発生するのは当然です。
広告費を抑えることができれば、経費削減につながります。
ここでは広告費を抑えることができる3つの集客方法について書いてみましょう。
ブログ
無料ブログサービスを利用すれば、誰でも無料でブログを作成することができます。
この場合はもちろん運営コストはかかりませんが、ブログサービスによっては、ブログ内に広告が掲載される場合もあります。
自分の事業としてブログを利用する場合に、他社の広告が挿入されるのはあまり好ましくありません。
そこで有料プランを利用して、広告が入らないように設定することもできます。
また、サーバーを借りて独自ドメインを取得するなど、より本格的な運営を行う場合もあります。
有料プランの利用、サーバーや独自ドメインの取得に関しては、年間で必要な料金も安く、そこまで大きな負担ではありません。
無料ブログサービスを利用すれば、すでにそのサービスを利用しているユーザーの目にブログが触れる可能性もあります。
また、独自ドメインの取得は、そのブログの信頼性を高める期待ができます。
WordPressというサービスがオススメですのでまずはブログの開設から行っていきましょう!
SNS
SNSの利用は無料であり、費用がかからないからこそ、実に数多くの人が気軽に登録して活用しています。
利用している人が多いということは、それだけ様々な立場や考え方の人がいるということです。
高齢者のいる家庭で訪問マッサージなどのサービスを求めている人がSNSを利用している可能性も十分にあります。
もちろん、当事者の高齢者自身がSNSを利用している場合もあるでしょう。
SNSの利用では、サービスが提供できる地域に住んでいる人を積極的にフォローすることもできます。
プロフィール欄にその人が住んでいる地域が掲載されている場合が多く、サービスの提供圏内の人と効率的につながることもできます。
リピーターを大切にして口コミで広めてもらおう!
口コミは非常に効果的な宣伝手段です。
費用もかからないため、口コミが広がれば大きな結果をもたらす可能性があります。
良質の口コミを広げるためには、もちろんサービス効果が実感できるものを提供する必要があります。
質の高いマッサージ、丁寧な顧客対応、親切なアフターフォローなど、サービスを利用した人が十分に満足できるものであれば、口コミとして広がる期待ができます。
口コミ拡大のためには、リピーターを大切にし、さらに多くのリピーターを獲得していくことが重要です。
口頭による口コミの場合もあれば、ネット上での書き込みの場合もあります。
また、ホームページに、実際に施術を受けた人の感想を書いてもらうことも効果的です。
口コミはリアルな感想であり、そこで書かれた文章には大きな説得力があります。
そもそも訪問サービスの集客で失敗する理由
訪問サービスの集客で失敗する理由には様々なものが考えられます。
ここでは3つの点から失敗例を取り上げ、その理由について考えてみましょう。
集客にかける時間が適当
事業を継続するためには、集客の成否はまさに命とも言えるものです。
実際のサービスを良質なものにしていく努力は言うまでもありませんが、それと並行させて集客に力を入れていく必要があります。
ところが、適当な集客で終わってしまうケースも多いです。
ホームページも単に作っただけでは人目に触れる可能性も低く、ブログに関しても漠然と更新しているだけでは購読者に限界があります。
検索エンジンを意識した記事作りや、SNSで積極的なフォローを行ってつながりを広げるなど、地道な集客の努力が必要です。
コストパフォーマンスを意識しない広告利用
有料広告を利用することで集客を試みる場合もありますが、その際にはコストパフォーマンスを確かめることが重要です。
どのような層を集客したいのか、そのためにはどの有料広告を使えば適切かについて、十分な検証を行わないことがあります。
結果として、せっかく費用を使ったにも関わらず、思ったような集客ができずにコスト負担だけが大きくなる悪循環になることも考えられます。
各有料広告において特徴に違いもあり、それぞれを理解し、場合によっては複数の広告を利用して比較検証するなど明確な意識が必要です。
顧客と向き合わない姿勢
訪問サービスにおいては、実際に顧客の自宅を訪問して施術を行うため、顧客との信頼関係は極めて重要です。
また、高齢者が利用することが多いため、高齢者の気持ちに沿った丁寧な対応が必要になります。
この部分がおろそかになることで、提供するサービスの評価が高まらず、最悪の場合は悪い評判が立つこともあります。
高評価の口コミが大きな宣伝効果をもたらすように、低評価の口コミもまた評判を大きく落とすことにつながりかねません。
もちろんそのような状態ではリピーターも減るため、結果として集客に失敗することになります。
まとめ
訪問マッサージの集客においても、様々な集客方法を実践していくことは重要な点です。
それぞれの集客方法をリンクさせていくことで、さらに大きな効果が生まれる可能性があります。
SNSとブログを行っているのであれば、SNSからブログの訪問を促すことで、さらに充実した情報を読者にもたらすことができます。
ネットを使った方法や、旧来からあるチラシやお礼状など、考えられる方法を駆使していくことで常に集客を意識することが重要です。
大人の楽屋では、訪問マッサージの集客で活用できるブログの開設からSEO対策、SNSなどの活用法を教えています^^
インターネット初心者でも安定的にお客さんを獲得するメディアを構築することができます。