アパレル販売の経験が無くても、ファッションが好きだから、自分自身のオリジナルブランドを立ち上げたいという人はいらっしゃるでしょう。
結論から言えば、成功するか失敗するかと抜いて言えば、アパレルブランドを立ち上げるのは容易です。
しかし、容易だからと言って、リスクの高い販売方法をすれば、失敗に終わってしまう可能性は高いでしょう。
本記事では、個人がアパレルブランドを立ち上げる際に、どうすれば良いのかなどを踏まえて解説しますから、ぜひこれからアパレルブランドを立ち上げたいという人は参考にしてくださいね。
Contents
個人でもアパレルブランドの立ち上げは可能!
アパレルブランドと聞くと、何だか立ち上げるのに大がかりな取り組みが必要なイメージがしますが、結論から言えば、個人でもアパレルブランドを立ち上げるのは可能です。
というのも、アパレルブランドを立ち上げるのは、初心者でもはじめやすく、飲食店などよりも簡単に始めることができる為です。
資格が必要ない
その理由として挙げられるのが、資格が必要ないという点です。
飲食やITビジネスを始める場合は専門的な資格や知識・技術が必要とされていますが、アパレルは特にこうした専門的な資格などは必要とされておらず、初心者でも簡単にスタートすることができます。
というのも、自分自身で服を製造する訳ではなく、販売する服さえあれば始めれる為です。
以前であれば、販売するには店舗スペースなどが必要でしたが、昨今はインターネットの普及で、店舗を構えなくても販売し易くなっています。
したがって、オリジナルのブランドを気軽にスタートさせて、販売することができるという訳です。
SNSの普及により集客が容易
SNSが普及するまでは、服は店舗で購入する必要があり、お客さんを呼び込む為には、広告やCM、チラシなどで呼び込む必要がありました。
その為、集客する為の経費も当然発生します。
しかし、現在はSNSの普及により、無料でしかも、広告やチラシなどよりも、多くのターゲットに情報を届けることができます。
もちろん、SNSを使用する際には、いかにターゲットユーザーを集めれるかが鍵になってきますが、フォロワー数が多くなればそれほど、多くのお客さんに情報が届けられ、ネットショップにユーザーを集客できるようになれば、売上に直結できます。
ですから、個人でもアパレルブランドを立ち上げるのも、以前よりは敷居が低くなってきていると言って良いでしょう。
アパレルブランドを立ち上げる際の初期費用
個人がアパレルブランドを立ち上げる際、一体いくらの初期費用がかかるのか気になりますね。
もちろん、
- どんなブランドを立ち上げるのか
- ビジネスコンセプト
- 店舗販売がメインかネットが販売がメインか
- スキルレベル
などによって、初期費用立ち上げにかかる費用は異なりますが、一般に100~1,000万円位と言われています。
店舗メインの場合
アパレルブランドを立ち上げ、店舗メインで販売する場合、基本的に以下の費用がかかります。
- 店舗取得費
- 工事費
- 内装・什器費
- 賃貸契約費用
- 電気代なども含めた固定費用
- 保証金・敷金や不動産会社の仲介手数料
などの費用がかかる為、それなりの初期費用がかかります。
もちろん、居抜き物件を活用すればもう少し経費削減できますが、従業員を雇用する場合には、人件費もかかってきます。
つまり、アパレルブランドを立ち上げたとはいえ、服以外のところに多くの費用がかかるという訳ですね。
ネットメインの場合
店舗メインでアパレルショップを経営する場合、それなりの初期費用がかかりますが、ネット販売であれば、店舗運営費を極端に削減することができます。
例えば、現在であれば、写真にタップすればInstagramの機能にショップで購入できる仕様になっていますし、広告費に多くの予算を割かなくても、SNSを活用すれば無料で集客できます。
個人ではありませんが、近年大手アパレルショップである、オンワードホールディングス(オンワード樫山など)が、多くの既存店舗を閉鎖し、売上が伸びているECサイトメインでの販売に切り替えています。
女性向け衣料ブランド「23区」などを展開するオンワードホールディングスは国内外の約2割に相当する約600店舗を閉鎖する。主要販路である百貨店販売の不振や電子商取引(EC)の拡大に対応し、構造改革に踏み切る。
<中略>
同社は直営ECサイト「オンワード・クローゼット」の売上高が伸びている。デジタル分野への投資を積み増し、EC事業の売上高を22年2月期に500億円と前期実績比で倍増させる。ブランド力を発揮しやすい生活雑貨や食品分野ではM&A(合併・買収)なども検討する。閉鎖店舗に関わる従業員はデジタル事業など成長分野に配置転換する。
出典:日本経済新聞
上記の記事を見ても分かる通り、店舗運営するのには、それほどリスクがあり、現在はネットショップで服を購入するのが当たり前になっています。
ですから、個人でアパレルブランドを立ち上げる際には、初期費用が抑えられ、リスクの低いネットでの販売を視野に入れると良いでしょう。
アパレルブランドを立ち上げる際の流れ
さて、次にアパレルブランドを立ち上げる際の流れを見ていきましょう。
この点については、当サイト大人の楽屋のメンバーである永金佐知香さんが詳しい為、そちらの記事から引用。
洋服ができるまでの工程を簡単にまとめると下記のようになります。
- ブランドネームを決める
- ロゴ・タグを作る
- どんな洋服を作るか決める
- 原料を調達する
- サンプルを作る
- 本生産依頼をして量産する
- 売る
1つずつ具体的に説明していきますね。
...
より詳しく立ち上げるまでの流れを知りたい人は、ぜひ佐知香さんの記事を参照くださいね。
アパレルブランドを立ち上げる際に役に立つアプリ
アパレルブランドを立ち上げるのが、個人でも簡単と言えど、個人のECサイトを立ち上げるとなると、それなりの費用がかかります。
しかし、現在はアプリを使用すれば、自分自身のネット店舗スペースで服を販売することができます。
そこで、アパレルブランドを立ち上げたい個人が知っておきたいアプリを3つ紹介しましょう。
BASE
BASEは、ネットショップを即座に開設できるサービスであり、無料で利用することができます。
個人でアパレルブランドを立ち上げるなら、こういった出店コストの低いサービスから始めた方が良いでしょう。
もちろん、制作したブランド服が手数料無料で販売できますから、初めてアパレルブランドを販売する人にはおすすめですね。
paintory
paintoryは、誰でも簡単に1着からプライベートブランドを立ち上げることができるサービスです。
paintory上で作った洋服はブランドのオリジナルタグがつけて、販売することができます。
まさに、個人でも簡単にブランド服がデザインできるという訳ですね。
Stores
Storesは、難しい知識や技術が無くても、自分だけのネットショップが始めれるサービスです。
通常、ECサイトを立ち上げらずに、ブログなどで集客しようと思うと、検索順位を上げる為のSEO知識など、アパレルブランドを立ち上げる以外の難しい知識も必要になってきます。
しかし、Storesであれば、簡単にネットショップをデザインができますから、アパレル販売に集中できると言えますね。
個人でアパレルブランドを立ち上げた人の実例
個人でアパレルブランドを立ち上げた人の実例として有名なのが、柴咲コウさんです。
柴咲コウさんは2018年10月にミ ヴァコンス(MES VACANCES)というオリジナルブランドを設立して、自ら企画からデザイン・販売まで行っています。
柴咲コウさんは着る人に優しい服をコンセプトとして、現代女性の多忙なライフスタイルに寄り添いながら、同時に自然環境にも配慮したアイテムを提供。
柴咲コウさんの場合は40万円で立ち上げたと語っており、リーズナブルは費用で自身のブランドの立ち上げに成功されています。
立ち上げ費用が意外と低い理由も、ネット販売だからと言えますね。
下記の記事では、インフルエンサーの方達によるアパレルブランド立ち上げの成功例と失敗例も記載していますので、ご覧下さい。
まとめ
ここまで解説きた通り、個人でもアパレルブランドを立ち上げることは可能ですが、インターネットが普及している今、店舗販売するよりも、ネット販売する方がリスクを低く、販売することができます。
もちろん、アパレルブランドを立ち上げると、どんなデザインに仕立て上げるのか、集客方法はどうするのかなどの念入りな打ち合わせが必要になってきますが、
無料で使用できるアプリなども現在であれば出てきますので、それを活用すれば可能性は大きく広がると言えます。
大人の楽屋では、アパレルブランドの立ち上げ方や個人で費用をかけずにでも集客ができる方法なども学ぶことができます。
ブログやSNSから集客をして、自分のアパレルブランドを提供しているメンバーさんもいらっしゃいますので、先輩からのアドバイスももらえるかも^^
少しでも気になる方はアパレルブランド部を御覧ください!