フリーランスのフォトグラファ―になるには?仕事内容・平均収入・必要なスキルや資格などまとめ

フォトグラファーは、“写真家“や“カメラマン“とも呼ばれることもあります。

どの呼び方も大体意味は同じですね。

それぞれの違いは、以下の通りです。

  • テレビやCMを撮影している方が"カメラマン"
  • 映像ではなく写真のみを撮影している方を"写真家“や“フォトグラファー“

写真のみを撮影している写真家やフォトグラファーをもっと詳しく分けると“フォトジャーナリスト“と“商業カメラマン“、“芸術写真家“に分類されます。

本記事でフリーランスのフォトグラファーになりたい人に向けて、具体的な仕事内容や仕事をする場所、フリーランスになった際に気を付けるべきことを紹介しますから、カメラマンになりたい人は以下の記事を参考にして下さいね。

フリーランスのフォトグラファ―の平均収入

平均年齢 30代~50代
平均月収 30万~40万円
平均年収 400万~500万円
1案件平均単価 20,000~50,000円

フリーランスのフォトグラファ―の仕事内容

フォトグラファーの主な仕事はやはり沢山の写真を撮るです。

沢山の写真を撮るということは様々な場所に出かけたり、試行錯誤をして自作の物や既存品の写真を撮っています。

沢山写真を撮ることで自分の腕前やスキルを上げることができたり、良い写真が撮れれば新しい仕事に繋げることができます。

自力で活動しているフリーランスのフォトグラファーも居れば、フォトグラファーの事務所等で指示を受けながらアシスタントとして写真を撮って居る方も居ます。

継続的な仕事があるフリーランスのフォトグラファーはその仕事を中心に1日活動しています。

写真を撮る以外のフリーランスのフォトグラファーの仕事内容は撮った写真の編集や管理、整理や自分と写真の存在を広めるためにSNSを頻繁に更新したり、写真関係の仕事に応募したり写真の宣伝アポをとっていたりします。

フリーランスのフォトグラファ―になる為に必要なスキル

必要なスキルとしては写真加工用のソフトをしっかりと使いこなすことができ、

  • 写真加工用のソフトを完璧に全ての意味が理解できていること
  • コンピューターや美術関連の知識を最低限知っていること
  • コミュニケーション能力

が主に必要になってきます。

写真加工用のソフトを完璧に全ての意味が理解できていること

写真加工用のソフトの使いこなしと意味の理解、コンピューターに関しては、写真の編集やデータ管理、整理を行う時に行うものなのでこれらができていないとフリーランスのフォトグラファーになるのは非常に難しいです。

フリーランスのフォトグラファーでなくてもこれらができないと仕事になりません。

コンピューターや美術関連の知識を最低限知っていること

美術関連の知識に関しては写真を撮る上でライティングや構図、レイアウト等の知識が必要になってきます。

適当に写真を撮り、稀に上手く撮れることもありますがフリーランスなので常に良い写真を撮っていかなければ仕事にならず稼ぐことが難しくなります。

趣味程度やSNS等にアップする写真であれば

「すごく綺麗な景色!」

「これ可愛い!」

といった感情のまま写真を撮ることができますが、これは自己満足にしかならずその写真を見た方は写真よりもその場の景色や物の方が気になります。

ですがフリーランスのフォトグラファーとなると

「写真が素敵」

「どうやってこの写真を撮ったんだろう?」

などといった写真への興味を持たせることが大切なので最低限の美術関連の知識が必要になるのです。

そして集中力に関しては、動くものを撮る場合シャッターチャンスが何度もあるわけではありません。

納得のいくまで何度も撮り直しても最初に見て感動したものとは違うものが撮れる結果になります。

そのため、最初に見て感動したものを撮るにはやはり1回のシャッターで良い写真が撮れる集中力が欠かせません。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力に関してはフリーランスには必須スキルです。

フリーランスのフォトグラファーはどんなやり方であれ自分の存在と写真を宣伝していかなくてはなりません。

宣伝をするにはやはりコミュニケーション能力が必要不可欠になります。

また、宣伝だけではなく人や動物など命があるモノを撮る時にコミュニケーションをとることができないと良い写真は撮れません。

そのためフリーランスとしてフォトグラファーになるにはコミュニケーション能力が必須スキルです。

現在高校生の方や既に社会に出ていて、1から写真について学びたいという方は写真関係の学部がある学校に通い、1から写真について勉強すると独学で勉強するより確実にスキルを身に着けることができます。

また、写真関係の職場に就くとプロの腕前を間近で見ることができ、良い技を盗むことができたりスキルアップにも繋がります。

フリーランスのフォトグラファ―になる為に取得しておきたい資格

写真を撮るだけのフォトグラファーであれば資格は特に必要ありません。

ですが肖像写真の撮影や制作をする場合は“写真技能士“という資格が必要になってきます。

写真技能士の資格とは都道府県知事が実施している技能検定制度なのですが、1級写真技能士と2級写真技能士、3級写真技能士と分かれていて1級写真技能士は実務経験7年以上でなければ受験することができません。

Wikipediaでは以下のように記載されてあります。

写真技能士(しゃしんぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)が実施する、写真に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。

なお職業能力開発促進法により、写真技能士資格を持っていないものが写真技能士と称することは禁じられている。1級合格者は職業訓練指導員 (写真科)試験の実技試験と学科試験のうち関連学科が免除され、2級合格者は実技試験が免除される。

引用:Wikipedia

級に関係なく写真技能士は写真技能士ですが、今後フリーランスのフォトグラファーとして働きたいと思っている人は1級写真技能士の資格取得のために今は実務を積み、7年後に受験をしてプロのフォトグラファーになってからフリーランスになるのも良いです。

フリーランスのフォトグラファーが最低限必要な機材

フリーランスのフォトグラファーになるには、最低限必要な機材も自ら揃える必要があります。

カメラレンズであれば、

  • 広角域ズーム
  • 標準域ズーム
  • 望遠域ズーム

の明るいレンズと単焦点レンズを。

その他は、

ノーブランドではなく有名なCFカード

撮った写真や映像の色合いを編集する場合はRAWソフト

が必要になります。

フォトグラファーに必要な機材もカメラマンとほぼ同じですから、カメラマンに必要な最低限の機材も一緒に見ておくと良いでしょう。

フリーランスのフォトグラファ―が働く仕事場所

フリーランスのフォトグラファーが働く仕事場所は以下の3つです。

  • 自宅
  • 出張
  • 会社

自宅というのは写真の編集や管理等の作業を自宅で行い、写真を撮りに行くときだけ外へ出て行きます。

もしくは自宅兼店舗という形をとり、自宅で全ての作業を行う働き方をしていることもあります。

出張というのは全ての工程を自分で行い、依頼が来次第写真を撮りに行くという派遣型の働き方をしています。

そして会社というのはフリーランスのフォトグラファーとして活動をし、アシスタントやフォトグラファーとして会社に雇われながら働いています。

フォトグラファ―がフリーランスや副業として働く時に気を付けること

インターネットを活用すること

フォトグラファーがお客さんを集客するためにはTwitterやInstagramなどのSNSに登録をし、情報発信をすることが大切です。

ネットに強い方はホームページを作ったり、YouTube等を使うとより幅広い層を集客することができるでしょう。

コメントの記載ができたり、メッセージを送ることができるSNSであればその機能をフル活用して自分と写真の存在をアピールすると次に繋がりやすくなります。

金銭のやり取り

トラブル等の気を付けた方が良いことについては“金銭のやり取り“です。

雇われ側になったり、フォトグラファーが撮った写真を購入された場合にやり取りが不十分だと金銭のやり取りが曖昧になってしまい両者共に被害に合うことになります。

雇われ側になった時は契約内容の提示や契約書の記載、料金に対して双方の同意をきちんとすることが大切です。

撮った写真を購入された場合は発送方法や料金表示(発送料や細かい料金等)と、最後まできちんと対応をすることが大切です。

金銭のやり取りがあるということは当たり前ではありますがそれ相応の行動をしなくてはならず、お互いに同意が必要になってきます。

お金が絡んでいるのに良い対応をしないと「こんなに料金が高いと思わなかった」「こんなに高いなら雇わなかった」などと後に金銭トラブルになりやすくなるので注意が必要です。

フリーランスのフォトグラファーとして活躍したいなら

フリーランスのフォトグラファーと聞くと“自由で羨ましい““好きな写真が撮れて良いな“と思う方も多いかと思いますが、自由で好きな写真が撮れるということはあっています。

ですがどこからも雇われていないフリーランスのフォトグラファーとなると楽しいこと以上に苦労をします。

コミュニケーション能力が低い方であればより苦労します。

年収や月収の平均を説明しましたが、あれだけ稼げているフリーランスのフォトグラファーは一部で、全員が全員あれだけ稼ぐことができているというものではありません。

フリーランスのフォトグラファーの中には月収が3万円以下という方も存在します。

自由で好きな写真が撮れるフリーランスのフォトグラファーではありますが、安定するまでは簡単なものではありません。

フリーランスのフォトグラファーになりたいと考えている方はスキルや資格等を今のうちに取得しておくいいです。

とはいえ、フリーランスとして活躍していく為には、フォトグラファーとしてのスキルだけでなく、情報発信、自分自身の価値の付け方、クライアントからの仕事の受注の仕方を知らなければなりません。

当サイト大人の楽屋では、これからフリーランスとして活躍していきたい人やすでにフリーランスとして活躍する人が集まったオンラインサロンを運営しています。

もしあなたがこれから本気でフリーランスのフォトグラファーとして活躍していきたいなら一度覗いてみてはいかがでしょうか。

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