世の中にはキレイに関わる様々な仕事が存在します。
美容師、ネイリスト、エスティシャン、ファッションコーディネータなど数えるときりがありませんが、ヘアメイクアーティストという仕事もその中の一つです。
テレビに出ている芸能人や、ファッションモデルの方々と一緒に仕事ができるということは魅力的ではありますが、その根底には人々をキレイにする、美を追求するという大変やりがいのある仕事と言えます。
美を追求する仕事であるが故に自分の腕に自信を持ってくると「自分の技術をさらに高めたい」「自分の技術を試したい」とフリーランスとして独立を考え始める人も多いのではないでしょうか。
長い下積み生活を経験し、カリスマと呼ばれるまでに有名になったフリーランスヘアメイクアーティストがいることも事実です。
今回はそんな夢のある職業フリーランスのヘアメイクになるには何が必要なのか、仕事内容や必要なスキル、資格などを踏まえて紹介しますのでこれからフリーランスのヘアメイクになりたい人はぜひ参考にして下さいね。
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フリーランスのヘアメイクの平均収入
平均年齢 | 20代~30代 |
平均月収 | 5万~数百万円 |
平均年収 | 50万~数千万円 |
1案件平均単価 | 5,000~50,000円 |
フリーランスのヘアメイクの収入は、まさに自分自身と言ったとことでしょう。
個人で活躍フリーランスのヘアメイクであれば、仕事が無ければ0円、人気のヘアメイクアーティストになり書籍を出すようになれば、本の印税も収入に加算され年収1,000万円以上も夢ではありません。
また、1本当たりの値段は、結婚式であれば15,000円~20,000円。
写真スタジオであれば1本6000円~10,000円が相場と言われています。
とはいえ、ヘアメイクの世界はまさに実力の世界ですから、稼ぐ収入はまさに人気によって左右されてきますね。
フリーランスのヘアメイクの仕事内容
フリーランスのヘアメイクアーティストの仕事はプロダクションやサロン、企業に所属する場合と違い個々の案件ごとに依頼を受け、自ら現場に出向いて仕事を行います。
ヘアメイクアーティストの仕事は多岐にわたりますが、フリーランスとして働く以上全て自分で行う必要があります。
現場によって仕事内容は変わりますが、例としてテレビ番組のヘアメイクオファーがあった場合の一連の流れを紹介します。
まず自分でメイク用品等を準備して現場まで行きます。テレビ番組の放送前に担当する出演者のヘアメイクを行います。
放送の合間、あるいは生放送の場合はCM中にヘアメイクの直しを行います。
放送終了後は後片付けを行い、番組制作スタッフに次の仕事の提案、あるいは打ち合わせを実施して一つの仕事が完了します。
これはあくまでも一例ですが、ヘアメイクの仕事以外にも自ら仕事のオファーを行う必要があります。
フリーランスのヘアメイクになる為に必要なスキル
フリーランスのヘアメイクアーティストとして活躍するには、ヘアメイクの実力はもちろんのことコミュニケーション能力や多方面にわたる人脈作りも求められます。
ヘアメイクアーティストとして働く以上、自分の技術を提供する相手は「常に人」です。
フリーランスとして働くのであれば、またこの人と一緒に仕事がしたいと思われるようなコミュニケーションづくりや現場の雰囲気づくりを心掛けなければいけません。
また自分の仕事の幅を広げることは周りの人々の協力なくしてはできないため、さまざまな業界の人々との人脈づくりが大切になります。
仕事をもらうためには、インターネット(SNSやブログ)を活用して自分自身をブランディングし、ヘアメイクとして認知度を広げなくてはいけません。
そのためWEBマーケティングなどの知識やスキルは必須となるでしょう。
フリーランスのヘアメイクになる為に取得しておきたい資格
フリーランスヘアメイクアーティストになるには、特別な資格や免許等はいりません。
しかし、ヘアメイクをして誰かをキレイにする為にはもちろん信頼とその信頼を得るための確かな技術が必要になります。
そのためにはやはり専門的な知識と技術の取得のために美容師の国家資格を取得することやプロダクションやサロン、企業で経験を積むことはとても大切なことです。
また、フリーだからこそ必要な要素として人脈作りが挙げられます。
いくら高い技術力や芸術的な感性を持っていても、サロン美容室などといった会社に雇われている訳ではないので、自ら動いてヘアメイクの仕事の機会を作っていかなければフリーランスとして活躍することはできません。
自分のことを様々な人々に知ってもらい、広めていくことはとても重要で、その為には美容業界をはじめ色々な業種の人々との繋がりを幅広く持っていくことがフリーランスヘアメイクとしての大きな生命線になり得るのです。
自分を知ってもらうという点ではホームページやインスタグラムなどのSNS(情報発信できるところ)でコミュニティーを広げる場を設けることも有効です。
自分の技術や世界観をたくさんの人々に知ってもらい興味を持ってもらうことで様々な仕事のきっかけにもなることでしょう。
フリーランスのヘアメイクの主な仕事場所
フリーランスのヘアメイクはサロンや企業に所属していない分、仕事内容や働く場所はさまざまです。
ここでは働く場所の一例を紹介しますね。
自分の店舗を持つ
フリーランスの場合、ヘアメイクアーティストとして自分で店舗を開業することも可能です。
カリスマヘアメイクとして有名になれば雑誌やメディアへの露出も増え、より多くの仕事をこなすことができます。
働く場所が自分の店舗であるため、営業や出張などで外に出る機会も少なくなり自分の腕を磨く時間をより確保することが可能になるという点も利点です。
そして何より、自らの技術を試す場を自分の店舗として持つことはフリーランスのヘアメイクアーティストにとって一つの目標と言えるでしょう。
ウエディング会場
ヘアメイクの働く場の一つにウエディング会場があります。
結婚式や披露宴での花嫁のヘアメイクを担当することが主な仕事ですが、式場の社員として働くブライダルサロンと違い、フリーランスのヘアメイクアーティストは全国各地のウエディング会場を訪れることになります。
自ら売り込み営業を行ったり、直接依頼を受けて出向いたりとさまざまですが、一生に一度の結婚式を彩る大切な役割であるが故にやりがいや達成感は大きい職場であると言えます。
テレビ局や雑誌等撮影会場
芸能人や有名なモデルと密接に関われることが魅力的なヘアメイクアーティストですが、テレビ局や雑誌の撮影会場なども自分を売り込む現場の一つです。
経験が浅く下積み生活を送っている間は、さまざまな業界の人が出入りするテレビ局や雑誌の撮影会場に足を運ぶことも大切です。
自らを売り込むことで次の仕事を得たり、いろいろな人脈を広げることができる現場でもあります。
海外に拠点を持つ
フリーランスの場合、働く場所に制限がないため海外に拠点をもつことも可能です。
アートやカルチャーの中心であるニューヨークやハリウッドのあるロサンゼルス、パリコレの有名なパリや職人気質が今もなお残るドイツなど世界に目を向ければヘアメイクアーティストとしての活躍の場は無数にあります。
日本のヘアメイク技術が海外でも注目を集めている昨今、日本国内にとどまらず海外に活躍の場を求めることはフリーランスヘアメイクアーティストにとって憧れであるとも言えます。
ヘアメイクがフリーランスとして働く時に気を付けること
ヘアメイクがフリーランスとして活躍するにあたって特に気を付けたいことは、技術とともに人間的な魅力を磨く必要があるということです。
というのも、ヘアメイクはクライアントはもちろんのこと様々な場所での良い人脈作りがまわりまわって、自らの集客につながるからです。
「このヘアメイクなら信頼ができる」
「このヘアメイクなら他の人へ紹介したい」
「このヘアメイクの雰囲気が好き」
などと思ってもらえるような魅力を持つことで、様々な仕事を得る機会につながることでしょう。
コミュニケーションの仕方、仕事に対しての姿勢は気をつけるといいでしょう。
これからフリーランスとして活躍していきたいなら
ヘアメイクアーティストという仕事は、自らの手で人々の美を追求するという大変やりがいのある仕事であるが故に自分の技量が測られる大変難しい仕事でもあります。
ましてやフリーランスとして働くとなると技術のみならず、人々との信頼関係を構築しなければなりません。
しかし自分の好きなこと、自分の追い求めることで人々を幸せにできるヘアメイクアーティストは大変魅力的な仕事です。
ただ淡々とこなすだけの仕事では味わえない人と人との心のつながりを感じることができるのも、この仕事の醍醐味であると言えるでしょう。
また、現在はインターネットを活用することで飛び込み営業をしなくても人脈を作り、お仕事を頂くことも可能です。
フリーランスとしてヘアメイクをやっていくのであれば、仕事をどうやってもらうのか?どうすればフリーランスとしてやっていけるのか?を知る必要があります。
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