バンド活動をしているけど、中々ライブに集客できない...なんて思っていることでしょう。
確かにバンド活動していても、中々人々を集客できないともなると、モチベーションは下がってしまいますし、『本当に今の状態で大丈夫なのか?』なんて思ってしまいます。
しかし、現実は残酷で『自分達のバンドは最高だ!』と思っていたとしても、評価してくれるのはあくまでもお客さん(ファン)ですから、お客さんに良いバンドを思ってもらわなければ、ライブに集客することはできません。
とはいえ、必ず解決策はありますから、本記事を参考にしてぜひお客さんをライブに集客してくださいね。
大前提として良いバンドであることが最低条件!
良いバンドの条件とは何でしょうか?
結論として、良いバンドの最低条件は演奏の技術レベルが高いことです。
例えば、中学生や高校生の頃に女の子にモテたくてバンドを始めた人はいませんか?
結果はどうだったでしょうか?
多くの方が想像してたものと違っていたと思います。理由は演奏の技術レベルが低いからです。
バンドマンが格好良く見えるのは演奏の技術レベルが高いからです。
例えば、部活のマネージャーはキャプテンと付き合うに近いものがあります。
勉強もスポーツもできる奴は格好いい、楽器も同じです。
そして、できる奴は必ず他人より努力をしています。
イチローもマイケルジャクソンも一見天才に見えますが、血のにじむような努力をしていました。
一般的に、楽器を生業とするには10,000時間の練習が必要(10,000時間の法則)といわれています。
魔法の 10000 時間
彼はこの 10000 時間という数字をいくつかの例を出して説明しています。
たとえば音楽学校でバイオリンを学んでいる生徒を、ソリストになりそうなグループと、プロオケでやっていけそうなグループ、そしてプロオケは無理でも音楽の先生になりそうな3グループにわけて練習量を比較するという調査を行うと興味深い事実がわかるのだそうです。
全てのグループでバイオリンを始めた平均的な年齢は変わらず、「スタートが早かった」効果はグループでみると無視できました。それに対して練習量は、他のグループは同じ年齢で 8000 時間、あるいは 4000 時間にしか達していなかったのに対して、ソリストになりそうなグループは計10000時間ほど、一週間の練習量も他のグループよりも飛躍的に高かったのです。
引用:lifehacking
10000時間練習するには、1日3時間毎日練習しても10年かかるため多くの人が挫折してしまい、別のところに解決策を求めてしまいます。
選曲やメンバー間のコミュニケーションも条件として挙げられますが、演奏の技術に比べれば、さほど重要な要素ではありません。
バンドライブを成功させる為の集客方法7選
とにかくファンを増やそう!
バンドの集客で重要なポイントはリピーターの獲得です。
ファンを増やすこととは、つまりリピーターを増やすことです。
友人知人であれば義理で1回は来てくれます。しかし、リピーターになるとは限りません。
義理で来てくれた人たちをリピーターに変えるには、まず第一に良い演奏を見せることです。
例え全く知らない馴染みのない曲であっても、良い演奏を見せることでバンドのファンになってもらえます。
友人知人がリピーターになれば、こちらから誘わなくても「次はいつ?」と聞いてきます。
ファンを増やすためには、良い演奏をするため暇があればとにかく楽器の練習をすることです。
YouTubeでバンドを認知してもらおう!
バンドの集客を増やすための重要な要素の一つに友人知人以外でライブに来てくれる人を獲得することです。
そのためYouTubeにライブ動画をアップすることはとても効果的です。
例えば、屋外のライブイベント等に出演したときの動画であれば、そのイベント名の検索でもヒットするためバンドの認知度アップに効果的です。
また、このようなインターネットを使った方法は、単独では効果は限定的です。
今では日本を代表するアーティストである米津玄師さんはニコニコ動画出身ですし、世界的有名なジャスティンビーバーさんはYouTube出身です。
下記の動画は、ジャスティンビーバーさんが最初にYouTubeに投稿した動画です。
後述するTwitterやSNSと組み合わせることで効果を最大限に引き出すことができます。
Twitterで動画配信をしよう!
Twitterの動画配信もYouTubeと同様の効果が期待できます。
特に、不特定多数の人に演奏を見てもらえる屋外ライブイベントとの相性は良くYouTubeよりも評判が拡散しやすいため、バンドの認知度アップに効果があります。
TwitterとYouTubeを両方使うことで、その効果をより引き出すことができます。
しかしながら、Twitterで情報が拡散されるには、レベルの高い演奏をすることが必須です。
飲食店の口コミと同じです。
SNSを活用しよう!
SNSの活用もライブの集客に効果的です。
例えば、Facebookでバンドの専用ページを作ることでライブの告知や動画のアップロードができます。
SNSの特徴としてはファンと交流できることこです。
ファンとの交流という点においては動画配信やHPと比べても優れています。
コミュニティに参加しよう!
新たなファンを獲得しライブの集客を増やすためには、従来型のコネも重要です。
コミュニティに参加することで、似たような境遇のバンドと知り合いになれたり、対バンの誘いやライブイベントへの出演依頼も増えてきます。
まだまだ、バンドの世界ではアナログな人との繋がりが重要だったりします。
やはり、ファン獲得には実際にライブで演奏してバンドについて知ってもらうことが最初に必要です。
このライブの機会を作るためにコミュニティへの参加が最も有効です。
HPを活用しよう!
最近は、SNSがHPの代わりに使われることが多くなってきましたが、メンバー紹介やもっと詳しいバンドの情報を発信する媒体としてHPはとても優れています。
特にFacebookのようなSNSと連動させると、とても効果的です。
最近、ライブの集客に成功しているバンドの多くがHPやSNSを上手く活用し、情報発信やファンとの交流を行っています。
マーケティングを勉強し生かそう!
聴き手をはじめとした世の中が何を求めているのかを的確に把握することもバンドの認知度アップには必要な要素です。
最近は、池袋ジャズフェスティバルに代表される屋外型のライブイベントがとても盛んです。
ステージ07 ルミネ池袋 8階 イケレスガーデン
【ザ・ピューリッツァーズ】
トリを務めるのは結成10年目を突入したザ・ピューリッツァーズ!!大人な雰囲気漂う演奏です😄
女性の歌声が印象的です♪ pic.twitter.com/5QGLABRfnQ— 池袋ジャズフェスティバル (@ikebukurojazz) 2018年5月20日
ステージ02 池袋西口駅前広場
【関西連合軍】
若いパワフルな演奏で池袋の若者を引きつけています!!! pic.twitter.com/FtcFaTTlN3— 池袋ジャズフェスティバル (@ikebukurojazz) 2018年5月20日
屋外ですので不特定多数の人に演奏を見てもらうことができ、Twitter等で評判が一気に拡散されます。
従って、単純に認知度のアップを目的とした場合、ジャズやそこから派生した曲を選曲し屋外型のイベントに集中して出演することで効率的にバンドの認知度を上げることができます。
世の中のトレンドを的確に把握するという意味でもマーケティングの要素をバンド活動に加えることはとても有効です。
バンドライブ集客は難しいと言われている理由
高い演奏の技術力
集客にはファンを獲得しリピーターを増やすことが必要です。
バンドのファンになるのは、演奏が格好良くまた見たいと思うからです。
そのためには高い演奏技術が必須であり、地道な努力が必要です。
楽器を初めても最初の頃はなかなか上手く弾くことはできません。
しかし、努力を続けることである日突然、楽器が自分の手の一部になったようなブレークスルーを迎えることができます。
しかし、これには10年近い年月を要することや、最初の頃は地道な基礎練習が必要だったり、思うように弾けなかったりすることで、バンドマンの多くが途中で挫折してしまいます。
オリジナリティ
ファンの獲得に必要な要素の一つにバンドとしてのオリジナリティをいかに出せるかにあります。
コピーバンドであれば、演奏の質で本家本元を超えることはほぼ不可能です。
コピーの中にいかに個性を盛り込むことができるかが重要です。
逆にオリジナルの曲を中心としたバンドの場合、楽曲の質ではメジャーデビューしているプロには到底及ばない場合が多く、コピーバンドの方が有利です。
良いヴォーカルであること
バンドの魅力を高めて集客力を上げるにはヴォーカルが非常に重要な意味を持ちます。
特にヴォーカルの場合、楽器を演奏しない人でも歌唱力の良し悪しを判断できることや容姿もファンを獲得するための要素になり得ます。
これは、他の楽器パートにはない部分です。
ヴォーカルがいかにファンを獲得できるかが、集客力のカギを握ります。
集客力のあるバンドにはほぼ例外なく良いヴォーカルがいます。
しかしながら、ヴォーカルは他の楽器パートに比べて敷居が低いため供給量が多く玉石混交状態です。
極端な言い方をすれば誰でも歌うことができるため誰でもヴォーカルはできます。
従って、良いヴォーカルを見つけることはとても難しい傾向があります。
さらに、他の楽器パートのレベルもヴォーカルと釣り合ったものでないと良いヴォーカルを繋ぎとめておくことはできません。
これも良いヴォーカルを見つけることが難しい理由の一つです。
ライブ集客に成功している事例
演奏の技術レベルが高い
集客に成功しているバンドはほぼ例外なく演奏の技術レベルが非常に高いです。
例えば、『Parrots』というバンドは、まるで本物のビートルズかのような演奏をすることで有名です。
また、レベルの高いバンドであればライブハウスのオーナー自ら常連客へ「今日はいいバンドが出るんだよ」と言って集客してくれることもあります。
ヴォーカルの集客力
別の事例としてヴォーカルの集客力が挙げられます。選挙の組織票のようなイメージです。
ヴォーカルは他の楽器パートに比べてファンを獲得しやすい傾向があるため、実際に高い集客力を有しているバンドの多くがヴォーカルに対して一定数の熱狂的なファンが付いています。
特に女性ヴォーカルに対してその傾向が強いです。
長い活動実績とバンドのスタイルの確立
集客に成功しているバンドは、バンドのスタイルが確立できていてある程度長い活動実績があります。
例えば、毎年同じライブイベントに出演していれば、“今年も恒例の”といったイメージを作ることができ、イベントのHP等でも紹介してもらえます。
そこから、ライブイベントやSNS等を通じてライブハウスでの単独ライブを告知したりすることで、集客に繋げているケースが多く見られます。
まとめ
ファンを獲得してライブでの集客力を高めたいと思ったら、まずは、ひたすら楽器の練習をすることが大切です。
高い演奏技術の獲得は最低条件であり、最優先事項でもあります。
理想の練習時間は10,000時間ですが、1日3時間練習して10年必要です。まずは、2,000時間を目標をすることを推奨します。
最初の頃は退屈な基礎練習だったり思うように弾けずにストレスが溜まることもありますが、2,000時間も練習すれば最初のブレークスルーを迎えることができ練習が楽しくなってきます。
ライブに来てくれた人がファンになり、リピーターになるには、
演奏が格好良かった!
また聞きたい!
と思うからであり、YouTubeやTwitterで評判が拡散されるのは、演奏の技術レベルが高いからです。
一方で、最近はYouTubeやSNSのようなHPに代わる媒体も多く存在します。
しかし、いずれも一長一短でどれか単独の運用では効果が限定的です。
従って、複数の媒体を上手く組み合わせることが重要です。
例えば、SNSやTwitterでライブの告知等の情報を発信し、YouTubeにライブの動画をアップする。
などの組み合わせでも良いでしょう。
コミュニティに参加しコネを拡げライブに出演する機会を増やすような活動を継続することで、ファンを獲得しライブの集客を増やすことができます。
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