こんにちは、福川です。
メンバーさんの質問の中から、ピックアップしてご紹介していこうと思います。
質問は、こちら、
見込み客に聞く…のですが、日本には絵を飾る文化がなくとても難しいです。
先日、絶対売れないだろうと思ってつけた価格のものが売れてしまったりもして、
自分ならいくらまで出すか、と言う視点から始めてみます。
この方は、ウサギや猫を中心にしたデザインをされていて、自分のデザインやイラストで収入を得ていきたいという方です。
普段は、慢性疲労症候群という障害をお持ちなので、家から出れずに自宅で作業をしていますが、意欲的に活動されています。
そこで、今回は、価格の決め方についてお話ししようかと考えています。
価格の決め方
自分の商品・サービスの価格を決める際には、自分で価格を決めてしまってもいいのですが、それが本当に売れる適正価格かというと違います。
なぜなら、お金を支払うのは、お客さんですからね。
そこで重要なのは、見込み客がお金を払う瞬間、どういう状態なのかということ。
感情が動かなければ、お金は支払われません。
逆に言えば、見込み客の感情を動かしさえすれば、お金を支払われるのです。
いくらくらいが適正価格なんだろう。と考えることも重要ですが、
まずは、見込み客の感情を動かすことにフォーカスすべき。
価格を見る前に、欲しいという感情にしてしまえば、多少高くてもお金を払ってくれます。
感情価格設定
とはいえ、なんとなくで価格を決めても、それが適正価格かというとそうではありませんよね。
そこで、見込み客の感情を数値化して、価格を決める必要があります。
これを勝手に「感情価格設定」と言っています。
見込み客は感情的に、高いなとか安いなとか、これくらいならちょうどいいなとか、そんなことを無意識的に考えるんですね。
お金を支払う瞬間が、一番その人の本性が出る部分になります。
その見込み客の感情を数値化することで、あなたの商品・サービスの適正価格を出すことができます。
感情を数値化する4つの質問
価格を決める際に一番重要なのは、「見込み客が気持ち良く支払ってもらえる価格」を把握しておくことです。
これは、しっかりと見込み客に聞く必要があります。
今までのお客さんや、あなたの商品・サービスを活用してもらった方に聞くのです。アンケートや直接聞いて感触を伺ってもいいかと思います。
4つの質問
- この商品が「安い」と感じる価格はいくらですか?
- この商品が「高いが価値がある」と感じる価格はいくらですか?
- この商品が「買うには高すぎる」と感じる価格はいくらですか?
- この商品が「高い」と感じる価格はいくらですか?
この4つの質問を聞いてください。
大体、30人くらいに聞くと平均が出てきます。
そして、その数字を折れ線グラフで出すと、もっとも収益性のある価格と、もっとも人が集まる価格をはじき出すことができます。
決めた金額に誇りを持つ
金額を決めるのは、なかなか大変です。商売をしたことがない方は尚更。
決めたとしても、こんなに貰っても良いのかなとか、利益多すぎるけど大丈夫かなとか、いろいろ考えてしまうんですね。
大事なことは、その金額に誇りを持つこと。
絶対売れないだろうと思ってつけた価格のものが売れてしまったりというのは、活動していたら実際にあります。
そこに、価値を感じてもらい、感情が動いたからこそ、その金額を支払うのです。
せっかくお客さんが気持ち良く金額を出してくれるのに、そこであなたが、お金を頂くのに恐がってビクビクしていたら、お客さんに失礼。
あなたが提示した金額に誇りを持ちましょう。
まとめ
価格の決め方は、起業する上でとても重要な部分。
収益の上がらないビジネスは、ビジネスではなくボランティアになってしまうからね。
価格の決め方は、いろいろあるのですが、結局は見込み客に聞くのが本当の価格だと感じています。
メンバーサイトに入れてある動画には、その辺を詳しくご紹介しています。
ぜひ、あなたもビジネスのプラスになれればと思っています。