最近では、事務所に所属せずにフリーランスとして活躍するモデルさんが増えてきました。
これはInstagramなどのSNSを活用してお仕事に繋げやすくなっているなどの要因があるからです。
モデルと一言で言っても様々なお仕事があり、収入に関してはそのモデルの人気によって大幅な違いが出てきます。
そこで今回は、フリーランスのモデルになるために必要な情報をまとめてみました。
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フリーランスのモデルの平均収入
平均年齢 | 20代~30代 |
平均月収 | 5万〜10万 (読者モデル) |
平均年収 | 60万〜100万 (読者モデル) |
1案件平均単価 | 3,000〜50,000円以上 (撮影会・読者モデル) |
まず表を見てわかるようにフリーランスのモデルの寿命は早く、20代〜30代となっています。
読者モデルの平均年収を例に挙げると平均年収はそんなに多くはなく、1件の単価としては撮影会などは1万円前後となります。逆にショーモデルとなると5万円以上になることが多く、大きなパリコレなどは100万円を超えることもあります。
人気のモデルになればなるほど収入が多くなる傾向があり、逆に副収入としてお小遣い稼ぎとして割り切ってモデルをしている人も多いことが現実にあります。
フリーランスのモデルの仕事内容
フリーランスのモデルにはいくつか種類があります。
- 雑誌モデル
- 撮影会モデル
- スチールモデル
- ショーモデル
それぞれご紹介していきます。
雑誌モデル
雑誌モデルには専属モデルの他に、読者モデルなどもあります。
無名のモデルであれば、まずは読者モデルで人気を得て専属モデルになり、実績を積む事で、今後、フリーのモデルとして活躍できる場所も植えていきます。
専属モデル・読者モデルになるには、基本的にはオーディションがありますので、積極的に利用しましょう。
撮影会モデル
カメラが趣味の人を対象とした「撮影会」が開催されている場合、その被写体となるモデルを募集している場合があります。
撮影会のモデルになる場合には、撮影会を募集している企業に応募しましょう。
だいたい日給は10,000円前後の場合が多く、モデル未経験の人も応募しやすいと言えます。
撮影会で、アイドル並みの人気が出れば、そのまま固定のファンが増えて、独立して撮影会を開くことも可能です。
スチールモデル
カメラマンが、写真の素材として利用するためのモデルを募集している事があります。
単価も良く1回の案件単価は2万円以上になることもあります。
また、比較的、素人の人も挑戦しやすく、カメラマンが気に入れば、その後、定期的にモデルとして使ってくれるケースも少なくありません。
ショーモデル
パリコレなどファッションショーに登場するモデルのことです。
パリコレなど世界でも有数なショーのモデルになれば、1つのショーで100万円以上稼ぐモデルも存在しています。
モデル目指す人であれば、ショーモデルはモデルとしての最高峰とも言えるでしょう。
フリーランスのモデルになる為に必要なスキル
フリーランスモデルになる為には、以下のような必要なスキルがあります。
- 自己アピール力
- 確固たる自信
- 理解力とコミュニケーション能力
一つずつ説明していきます。
自己アピール力
モデルという職業は、自分の魅力をオーディションなどでアピールして選ばれなければ、モデルとして生計を立てることは出来ません。
また、事務所などに所属していれば、事務所のスタッフがそのモデルの魅力や向いている仕事内容などを客観的に分析し、アドバイスをしてくれるケースも少なくありません。
しかし、フリーランスモデルの場合は、自分がどのようなショーになら選ばれるのかなど自己分析を行なった上で、自分がどれだけ、そのショーに向いているのかをアピールしなければいけません。
その為、冷静な自己分析力と自己アピール力がフリーランスモデルには求められます。
確固たる自信
モデル業界では、当たり前ですがスタイルが良く美人や美男子ばかりが揃っています。
そのような中で、モデルとして成功するためには、他人と自分を比べない「確固たる自信」が必要になってきます。
特にモデルという職業は自己アピール力がなければ、仕事を得る事が出来ませんので、自分が1番美しいという自信を持つくらいでなければ務まらない仕事だと言えます。
モデルは、ただスタイルが良くて綺麗なだけで務まる仕事ではありません。視線の向け方、手の向き、微妙な違いの表情を作ったりと、表現力が必要になってきます。
また、モデルの仕事の内容によっても表現力の違いがありますので、その仕事の内容の意図を理解して、それに合わせた表現を行うスキルが必要になってきます。
理解力とコミュニケーション能力
雑誌モデルなどになると、カメラマンが伝えている「意図」を正確に理解して、それを即座に表現していくという理解力が必要になってきます。
また、フリーランスで活躍する場合は、契約内容や報酬の交渉なども全て自分自身で行う必要がありますので、コミュニケーション能力は必須スキルだと言えます。
最近ではモデルなどをしているインフルエンサーを紹介するメディアも出てきていますから、SNSなどの情報発信もモデルの立派な仕事と言えるでしょう。
フリーランスのモデルになる為に取得しておきたい資格
フリーランスのモデルになるために必要な資格などはありませんが、未経験のモデルの場合は、以下のような場所に登録を行いましょう。
企業とモデルを繋ぐサービス企業
現在、モデルと企業やカメラマンを繋ぐサービスを提供している企業がいくつか存在しています。
このサービスを利用すれば、ネット上で自分自身をアピールする事が可能ですので、登録しておきましょう。
フリーランスのモデルが働く仕事場所
フリーランスモデルが働く主な場所は、スタジオ・野外(撮影会)・ファッションショーの3つです。
スタジオ撮影
雑誌などの撮影を行う場合、主にスタジオでの撮影がメインとなります。
スタジオでの撮影は、モデルがメインではありますが、カメラマン・スタッフ全員が協力して行います。
基本的には、カメラマンの指示で撮影を進めていきますので、カメラマンの意図を正しく理解して、その意図に合った表現をしていく必要があります。
また、強いライトを受けながら、ジャンプしたり様々なポージングをしていきますので、体力が必要な仕事内容になります。
野外撮影
撮影会モデルの場合は、多くの場合、公園などの野外で撮影が行われます。
撮影会は、アイドルやモデルになりたい女の子が集まる「登竜門」のような場所でもあります。
撮影会では、浴衣・水着・コスプレなど様々な衣装を用いて撮影を行う事がほとんどです。
また、撮影会モデルの場合は、1人のカメラマンに向けてではなく複数のカメラマンに対して、ポージングをする必要があるケースもあるため、ポージングスキルが必要です。
ファッションショー
ファッションショーモデルの場合は、屋内でショーを行う事がほとんどで、ランウェイを歩くことになります。
しかし、ショーモデルは、ただ歩くだけではなく、その服のブランドのデザイナーの意図に合った表現力が必要になります。
モデルがフリーランスとして働く時に気を付けること
体調管理を徹底する
モデルという職業柄、スタイルを維持するための食事管理や健康管理は必須です。
フリーランスで働いている場合は、自分の好きなだけ働く事ができます。
しかし、モデルという職業は体を張った仕事になりますので体調を崩すと、そのまま収入に響いてしまいます。
そのため、体調管理を徹底していく事が、安定してモデルの仕事をする上では最も気をつけなければならない事です。
別の仕事を増やしておく
モデルとして活躍できる年代は基本的には、20〜30代です。もちろん、人気が出たり有名になれば、40代・50代になってもモデルとして活躍している人はいますが、一握りだけです。
そのため、自身がモデルの経験を積んだ後で、どうやって収入を得ていくかを考えている必要があります。
ファッションショーの経験があれば、「美しい歩き方」などを指導するアドバイザーとして活躍したり、雑誌モデルの経験があれば、モデルの卵に対して、経験を生かしてセミナーなどを開くことも可能でしょう。
このように、自分のモデルとしての強みを生かして働く事ができる別の活躍の場所を用意していく事も大切です。
また、フリーランスのモデルと並行して行えば、安定した収入を得る事も出来ます。
情報発信力を身に付ける
近年、InstagramなどのSNSによりモデルさんとファンとの距離が近くなり、様々な形でファンサービスすることで自分にファンが着きやすいです。
そのために、自己アピールが上手く出来ている人ほど人気を集め、思わぬところからお仕事が舞い込んでくると言ったことが日常茶飯事になっています。
当サイト大人の楽屋では、そういったSNS活用術やブログでの情報発信について学べる環境になっています。
お小遣い稼ぎの方や本気でモデルを目指す方も自分の力でモデルとして活躍して欲しいと思っています。これからフリーのモデルとして活躍したいと少しでも検討しているのであれば、ぜひ大人の楽屋がどんなところか見てみてください。