人の爪を綺麗にして魅力的なデザインに構築するネイリストの仕事は女性にとって需要ありますね。
ネイリストとして独立する人は多いですが、ネイリストとして継続して活躍する人は少ないものです。
結論から言えば、フリーランスのネイリストとして継続して活躍していく為には、技術よりもお客さんとの信頼関係の構築が大切になってきます。
本記事では、フリーランスのネイリストの仕事内容や持っていた方が良い資格、気をつけるべきことなど、具体的に説明しますからぜひこれからフリーランスとして活躍していきたい人はぜひ参考にして下さいね。
Contents
フリーランスのネイリストの平均収入
平均年齢 | 20~40代 |
平均月収 | 15万~35万円 |
平均年収 | 200万~400万円 |
1案件平均単価 | 1万~3万 |
ネイリストの平均収入はお客さんの数に比例します。
人気のネイリストになればもちろん収入は上がってきますから、1案件単価も向上してくるでしょう。
とはいえ、まずは目の前のお客さんに喜んでもらうことを大切に仕事をすることが大切です。
フリーランスのネイリストの仕事内容
フリーランスのネイリストの主な仕事内容はお客様の爪の施術です。
施術をする方の要望に応えたり、爪を綺麗にしてあげるのがメインの仕事になります。
爪の施術以外には日々進化していくネイルの勉強や流行っているデザインや色、近々トレンドになりそうなデザインや色の調査をし、チップ等に何度も練習をして実際に施術できるレベルまでにしておきます。
他には実際に施術をした方の爪の写真をSNSにアップしたり、流行っているネイルや近々トレンドになりそうなネイルをSNSにアップをしてより多くの方に自分の存在を知ってもらうためにSNSを使ってアピールと集客をしています。
フリーランスのネイリストの仕事内容は主にこんな感じになります。
雇われている時は指定のデザインやカラー等が事前に用意されていますが、フリーランスのネイリストともなると基本的に全て自分で用意することになるので買い出しも仕事内容に含まれます。
ネイルは色やデザインが日々進化しているのでフリーランスのネイリストはネイルについての勉強も必須と言えるでしょう。
フリーランスのネイリストになる為に必要なスキル
フリーランスのネイリストになる為に必要なスキルはネイルに関する、
- 基礎知識と技術
- 接客対応(コミュニケーション能力)
が最も重要になります。
基礎知識と技術
ネイルに関する基礎知識と技術に関しては、自爪にネイルをしたりケアをするのでネイルに関する知識だけではなく爪の構造や病気、爪の周りにある皮膚の基礎知識も必要になってきます。
ネイルをする方の爪や爪の周りの皮膚に何らかの異常が少しでもあった場合、普段通りの施術を行ってしまうとより状態が悪くなることがあります。
こうしたネイルに関する基礎知識と技術のスキルがないとどんなに良いデザイン、持ち具合であってもお客様はどんどん居なくなってしまいフリーランスのネイリストにとってピンチを引き起こす結果になります。
接客対応(コミュニケーション能力)
接客対応(コミュニケーション能力)に関しては、施術を行う際にネイルをする方と15~60分程2人切りの時間になります。
施術中に自然な会話が出来なかったり、話題を作っても1つの会話が長続きしないようではネイルの技術が良くてもトータルで見た時にあまり良い接客にはなりません。
ですので、ネイルに関する基礎知識と技術のスキルと同じ位フリーランスのネイリストは接客対応も必須なスキルになります。
フリーランスのネイリストになる為に取得しておきたい資格
フリーランスのネイリストになる為に取得しておきたい資格は3つあります。
JNECネイリスト3級
JNECネイリスト3級はネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術と知識が身につきます。
JNECネイリスト2級
JNECネイリスト2級はサロンワークで通用するネイルケアやリペア、チップやアートに関する技術と知識が身につきます。
JNECネイリスト1級
JNECネイリスト1級はトップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術と知識が身につきます。
ですがJNECネイリスト2級と1級の合格率は50%以下と難易度が非常に高く狭き門なので、フリーランスのネイリストになるには最低でもJNECネイリスト3級は取得しておいた方が自分の為にも良いです。
資格は必ずしも必要ではない
フリーランスのネイリストになる為に取得しておきたい資格としてお話をしましたが、フリーランスとしてネイリストになるのであれば資格が絶対になくてはならないというものではありません。
独自の勉強方法でネイルについて勉強しながら働くということもできます。
ですが雇われる側になる場合は最低でもJNECネイリスト3級の資格が必要な場合が多いです。
雇われる側の場合は店舗が既にあるため利用するお客様はほとんど資格の階級は重視しませんが、フリーランスのネイリストとして個人で働く場合は資格の有無や階級、施術料金によって利用の有無が決まるほど資格はアピールポイントにもなります。
ちなみに、ネット上では“ネイルのコミュニティ“が沢山存在します。
フリーランスのネイリストとして働く場合は様々な情報が必要になってくるので、こうしたコミュニティに参加すると人脈が広がったり、ネイルの知識をより知ることができます。
フリーランスのネイリストが働く仕事場所
フリーランスのネイリストが働く主な場所は、
- 自宅
- 出張
- 会社
になります。
自宅
自宅というのは自宅とは別にネイルサロン用に店舗を構える方も居ますが、店舗の維持費やネイルで必要な材料費等が結構かかってしまうので自宅でひっそりと働いている方がほとんどです。
自宅でネイルサロンを経営している方のほとんどが自宅の一室をネイル専用の部屋にして利用していたり、営業をする時だけリビングにイスやテーブル、ネイル用品等を置いて簡易的な営業の仕方をしている方が多いです。
出張
出張というのはネイルの依頼をしてくれた方の所に足を運び、その場でネイルを行うことです。
出張の場合は様々なネイル用品を持って行かなくてはならないため移動するだけでも一苦労です。
会社
そして会社というのは雇われて仕事をすることです。
簡単に説明をすると会社勤めといった感じになります。
雇ってくれている人が決めた勤務開始時間や勤務終了時間、休憩時間に従いながら仕事をこなしていきます。
ネイリストがフリーランスや副業として働く時に気を付けることは?
集客をする為に知っておいた方が良いことは、“とにかく自分の作品を広めること“に限ります。
自分が行った作品の写真を撮り、SNS上にアップすることでネット上でどんどん拡散されていきます。
それが良い作品であればあるほどネット上に拡散され、問い合わせも増えていきます。
ネット社会だからこそSNSを有効に使って宣伝することで集客しやすくなります。
また、フリーランスのネイリストの場合、店舗で行われているネイル料金よりも少し安い料金設定にすることでより集客しやすい状況になります。
そして反対にトラブルに気を付けた方が良いこととしては“適当な仕事はしない“ということです。
爪は自分はもちろん他人からの視線も多くある箇所なので、
「こんなもんでいっか」
「ちょっと失敗しちゃったけど大丈夫でしょ!」
といった適当な施術は信用を失うだけではなくお客様の爪のトラブル原因にもなってしまう場合があります。
ですので、トラブルを引き起こさないためには最後まで責任を持って自分もお客様も満足の行く施術を行うということが大切になります。
まとめ
フリーランスのネイリストは精神的、肉体的に大きなダメージの来る仕事でもあります。
常に進化・更新されるネイルの勉強や買い出し、ネイル用品の出費やお客様対応など全て自分で行わなくてはなりません。
“ネイルが好きだから“などといった軽い気持ちではフリーランスのネイリストとして安定、活躍するのは難しいです。
フリーランスのネイリストに憧れがある人はまず、スキルの習得と資格の取得から始めてみると良いでしょう。
また、ネイリストとして活躍していく為には、スキルの取得や資格の取得だけでなく、フリーランスとして活躍していく為に、仕事を受給する方法やお客さんを獲得する為のSNS発信、そして自分自身の活躍をアピールするHPなど必要になってきます。
ネイリストとしていきたいなら、一度大人の楽屋を覗いてみてはいかがでしょうか。