「失業保険の不正受給はもしもばれたら3倍がえし」
こんな有名な格言が失業保険にはありますが、知っていますか?
失業保険受給説明会でも耳にタコができるくらいしつこく言われる不正受給。
この格言を「失業保険受給中はアルバイトしたらだめなんでしょ?」と思っている人が多いのですが、実は誤解です。
不正受給とは正しく言えば「働いたことを正しく報告しない事」です。
ですから、アルバイトして収入があるにもかかわらず、それを申告せずに失業保険を受け取る、これが不正受給であり罰則の対象になるのです。
しかし、「アルバイトしてもバレなきゃ問題ないのでは?」なんて思いたくなりますよね。
そこで今回は、失業保険受給中のアルバイトがばれる理由とばれない方法について徹底解説しますから、失業保険を受給中の人はぜひ参考にして下さいね。
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Contents
失業保険の不正受給に当てはまるのはどんなこと?
冒頭分でも記載しましたが、失業保険の不正受給とは失業保険をもらっている時に働くことではありません。
雇用保険法第10条の4、1項には「偽りその他不正の行為により失業等給付の支給を受けたものがある場合・・・」と記載されており、「偽りその他の不正の行為」をしてはいけない、とだけ記載されているのです。
偽りその他不正の行為により失業等給付の支給を受けた者がある場合には、政府は、その者に対して、支給した失業等給付の全部又は一部を返還することを命ずることができ、また、厚生労働大臣の定める基準により、当該偽りその他不正の行為により支給を受けた失業等給付の額の二倍に相当する額以下の金額を納付することを命ずることができる。
上記の条文によれば不正受給とは、アルバイトなどで収入があるにもかかわらず、それを申告せずに失業保険を受給することを指しています。
アルバイトをして収入があった場合、4週間に1度ある失業認定で「失業認定申告書」にて申告する必要があるのです。
当然、一定以上の収入があれば受給することのできる失業保険の基本手当の減額があります。
失業保険の基本手当が減額するのが嫌だから...とアルバイトをしていることを申告せずに、失業保険を受給し続けると失業保険の不正受給に当てはまります。
また、就職先の事業主と口裏を合わせて働いていることを隠し続ける、ということもこの「偽りその他の不正行為」に含まれます。
失業保険の不正受給(アルバイト)がばれる理由
失業保険の不正受給(アルバイト)をしていることがばれる理由は、以下の5つが考えられます。
- 雇用先で加入する雇用保険の労働履歴でばれる
- 給料で支払われる税金からバレる(マイナンバー制度)
- アルバイトをしている所を目撃される
- アルバイトをしていることを密告される
- アルバイトをしていることを自分で言ってしまう
失業保険を受給している人の中には、
「別に監視する人がいるわけじゃないし、こっそりと働いてれば絶対バレないでしょう」
なんて考えてします人もいますが、こっそりとアルバイトをしている以外でもばれることがあります。
では、1つずつアルバイトがばれる理由について詳しく見ていきましょう。
雇用先で加入する雇用保険の労働履歴でばれる
アルバイト先で雇用保険に加入すれば労働履歴が残ります。
何かのきっかけでこの労働履歴を、労働監督署にチェックされてしまえばあっさりバレます。
給料で支払われる税金からバレる(マイナンバー制度)
会社が給料を従業員に給料を支払った場合、金額の大小に関わらず従業員が住んでいる市町村に「給与支払報告書」という書類を提出します。
税務署はこの給与支払報告書をもとに税金の額を計算し、納税請求をしています。
2016年までは、国税庁管轄の税務署と厚生労働省管轄のハローワークは個人情報保護の観点から情報共有をしておらず、給与支払報告書の内容がハローワークに漏れるという可能性は限りなくゼロに近い状況でした。
しかし、2016年から開始されたマイナンバー制度により状況は一変しています。
このマイナンバー制度の導入により、給与支払状況や各種補助金の需給状況、はたまた銀行口座の残高情報までも一元管理されてしまうため、個人の資産は丸裸です。
ですから、マイナンバー制度のせいで不正受給(アルバイト)が発覚しやすくなる可能性がより高くなり、バレます。
アルバイトをしている所を目撃される
ハローワークの職員にアルバイトしている現場を目撃されてバレる、といったケースもあります。
自分の住んでいる地域を管轄しているハローワークの職員の生活圏と自分の生活圏は想像以上に重なっているものです。
例えば、コンビニやスーパー、ガソリンスタンドなどです。
「まさかハローワークの担当者は自分の顔なんて覚えてないだろう」と高をくくって油断していると目撃されて、アルバイトをしていることがバレます。
アルバイトをしていることを密告される
不正受給(アルバイト)がバレる理由で意外と多いのが、密告です。
自分はそのつもりはなくても、どこで誰に恨みを買っているかわかりません。
第三者が密告した情報から調査がはいり、アルバイトをしていることバレてしまう可能性は高いです。
アルバイトをしていることを自分で言ってしまう
信じられないことですが、不正受給が発覚した人の中には、自分で言ってしまったというケースも少なからずあります。
うっかり担当者に話してしまった。
または、ハローワークの担当者が上手に聞き出てくる可能性も高いですから、アルバイトをしていることを担当者に言わないようにしましょう。
失業保険の不正受給(アルバイト)がばれない方法
結論から言えば、失業保険の不正受給(アルバイト)をばれない様にする方法をとることは推進しません。
理由は、不正受給は違法だからです。
しかし、中には失業保険の不正受給をしてでも生活費の足しにしたい人はいるでしょう。
失業保険の不正受給がばれない方法は、先述した5つのばれる理由に気を付ければOKです。
では、具体的にばれない方法について見ていきましょう。
密告に注意する
失業保険の不正受給がバレる理由として一番多いのが第三者からの密告です。
知らない間に他人の恨みを買っていて、仕返し代わりに密告されるというものです。
とはいえ誰しも恨みを買おうと思って行動している人はいませんし、恨みを買わないようにするという事も狙ってできることではありません。
そこで「余計なことを言わない」を徹底しましょう。
失業保険を不正受給していると「してやったり」などのお得な気分になってしまう事もあります。
しかし、お得な気分を自慢するように言いふらすことは絶対に控えましょう。
また、最近ではTwitterやFacebookといったSNSなどの書き込みがきっかけでバレてしまうことも多いです。
自分が不用意な書き込みをしない、という事はもちろんですが、アルバイト先の同僚の書き込みにも注意しましょう。
気安く集合写真に応じたり、自分の身の上話をすることは避けたほうが賢明です。
ハローワーク担当者に目撃されないようにする
ハローワークの担当者に目撃されるというのは珍しいですが、念には念を入れてハローワークの担当者に目撃されないように注意しましょう。
具体的に言えば自分の生活圏でアルバイトせず、少し離れたところで働く事をお勧めします。
また、生活圏内でアルバイトするのであれば、人と顔を合わせずに済むところを仕事場として選びましょう。
例えば、飲食店であれば、フロアなどの接客業ではなく厨房で人とあまり接しないところを担当する、などです。
とはいえ、運が悪い時にはバレてしまう可能性もありますから注意しましょう。
怪しまれるようなことをしない
現時点(2018年)で、雇用保険や税金、マイナンバーから不正受給がバレることはあまり報告されていませんが、公式な記録が残っている以上照会されてしまえば防ぐ手立てはなく確実にばれます。
万が一、上記から不正受給(アルバイト)をしていることなどがバレてしまったなら運が悪かったと諦めましょう。
しかし、上記の雇用保険や税金、マイナンバーなどから不正受給をばれないようにする唯一の方法は、情報を照会される事を避ける、という事しかありません。
ここまでに説明した、
- 密告されないようにする
- 目撃されないようにする
という防御策を徹底しましょう。
アルバイトをしていても、怪しまれることをしなければ情報を紹介されることはありません。
失業保険の不正受給(アルバイト)がばれた時の対処方法
先述した失業保険の不正受給やアルバイトをしていることが、運が悪くばれてしまうことはもちろんあります。
失業保険の不正受給がバレた時は、
- 失業保険の受給停止
- 給付された給付金の返還命令
- 給付金の2倍相当のお金を追加して支払え
などの納付命令(俗にいう3倍がえし)や滞納金の支払い命令などの処分が下されます。
不正受給があまりに悪質と判断された場合には、詐欺罪で訴えられる可能性もあります。
こういった処分に納得できないという時は、処分があることを宣告された日から60日以内であれば異議申し立てが可能です。
異議の申し立てをする場合には、「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」に掲載されている連絡先に連絡しましょう。
しかし、
- 知らなかった
- 勘違いしていた
などの申し立ても可能ですが、おそらくよほどの理由がない限り通用しないでしょう。
万が一不正受給が発覚してしまった場合は、開き直ったりせずに潔く認め、しかるべき処罰を受け入れたほうが賢明でしょう。
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もらえるお金を合法的に増やす方法
この記事では、失業保険の不正受給についてまとめました。
結論から言えば、不正受給は違法である上に、ばれたときのリスクが大きく、はっきり言っておすすめできません。
仮に、100万円を不正受給した場合、返済金100万円+納付金200万円=300万円に加えて、さらに延滞金まで追加されます。
失業中の身にはとても払えるわけがありません。
しかしながら、失業中で収入に不安がある方にとって、一円でも多くのお金を受け取りたいと思うのは仕方ないことかと思います。
特に、これまでハードな労働環境で働いてきた方は、次の仕事への充電期間としてしばらくはのんびりしたいのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、『合法的に』より多くのお金を受け取れる方法です。
失業した方は、失業保険以外にも様々な社会保障制度が受け取れる可能性があります。
さらに数十万円〜数百万円の給付を受けられたり、失業保険の給付期間を延長したりできる可能性があります。
具体的には、会社からの総支給額が25万円だった方は最大28か月間にわたり総額315万円を受け取れる可能性があります。
ただ、社会保障制度は複雑で、自分で調べても「自分には適用されるのかどうか」を判断する事も、その手続き自体も困難です。
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