看護師と言えば病院で働くのが主流ですが、社会高齢化が進み、フリーランスの看護師(ナース)として働く人も増えてきていますね。
フリーランスの看護師であれば、特定の場所に縛られないことがメリットですが、実はフリーランスならではの気を付けなければならないことも多々あります。
本記事ではこれからフリーランスの看護師として活躍していきたい人に向けて、フリーランス看護師の平均収入や仕事内容、仕事場所など分かりやすく説明しますから、これからフリーランスの看護師として働きたい人はぜひ参考にして下さいね。
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フリーランスの看護師の平均収入
平均年齢 | 20~50代 |
平均月収 | 2万~50万 |
平均年収 | 200万~1000万 |
1案件平均単価 | 時給1000円~ |
フリーランスの看護師の働き方は実に様々ある為、平均収入の幅も広いですが、副業程度のフリーランス看護師でも、200万円は稼げると言われています。
もちろん、単価によっても違いますが、看護師の場合は日勤や夜勤もある為、1回勤務で30,000円以上の案件もあるそうです。
社会高齢化が進む中で、フリーランス看護師の需要は高まるばかりですから、企業と契約を結ぶことができたら平均収入1,000万円も夢ではないでしょう。
フリーランスの看護師の仕事内容
フリーランスの看護師の仕事内容は勤務していた職場とは違い、様々な場所で患者さんのケアをすることです。
例えば、職場勤務の場合、基本は看護師として患者さんに対応していきます。
そして、患者さんを初見でアセスメント(評価など)をし、看護していくので高度な適応力が必要です。
ですが、病院勤務の場合には、いつも来ている患者さんが何か変化があった時に気づきやすいです。
しかし、フリーランスの看護師の場合、様々な勤務地に行くので患者さんの変化に気づきにくくなることがあります。
ですから、職場のスタッフの人に患者さんの症状を聞いたり、カルテをみて判断していくことが必要となります。
病院では同僚や医師に相談ができましたが、フリーランスではそのようにはいきません。
また、病院で働いていた時とは違い、自分で仕事を取りに行かないと収入も不安定になりがちです。
つまり、患者さんのケアはもちろんのこと、自分でスケジューリングをしていくこともフリーランス看護師の仕事内容と言えますね。
フリーランスの看護師になる為に必要なスキル
アセスメント力
フリーランスの看護師は様々な疾患の人がいる場所に行くことになるので、あらゆる知識と判断が必要とされます。
患者さんからのSOSがいつ出るのかも分からないので、情報収集も大切です。
日ごろから見ていない患者さんがほとんどなので、その場での判断力が必要となってきます。
適応力
職場によっては1人での対応もしなければならないので、臨機応変に対応する適応力が必要です。
例えば、ツアーナースでは1人で行くことが多く同業者がいない為、1人で対応しなければなりません。
緊急を要する場合や様子を見ていい場合などの判断をしていく責任感も必要です。
環境対応力
フリーランスの看護師はいつも通っていた職場に行くわけではないので、初めての場所でも馴染めることが大切です。
職場にいる職員さんや、対応してくれるスタッフの人に対しての配慮も必要です。
職場の雰囲気を乱さず、その場に溶け込める力も必要ですから、フリーランスの看護師は職場に勤務していた時よりも様々なことが必要です。
フリーランスの看護師になる為に取得しておきたい資格
フリーランスの看護師として働く場合には、国家資格である「看護師免許」以外にもあると持っておくと便利な資格があります。
ここで紹介する資格は必ずしも必要という訳ではないですが、持っていると仕事の幅を広げることができます。
車の運転免許
車の免許があると訪問看護師として働く場合や、緊急の時に患者さんの所に行かないといけない時い便利です。
都心部であればタクシーを拾うことは簡単ですが、地方となると車の免許は必須と言えるでしょう。
簿記
簿記の資格はフリーランスの仕事と関係は薄いですが、確定申告を行う時に便利です。
フリーランスの看護師は、病院で働く時と違い自分で確定申告をしなければいけません。
数字に得意になっていると確定申告の時に楽なので、簿記3級の資格があると便利ですね。
フリーランスの看護師が働く仕事場所
フリーランスの看護師と言っても、仕事場所は様々あります。
時には病院に勤務している時には体験しないような仕事場所で働くこともある為、新しい発見が多く見つけれそうですね。
では、フリーランスの看護師が働く主な仕事場所を見ていきましょう。
イベント
大規模なイベント時、救護室や医務室などがありその中で体調不良の方や、ケガをした方などを対応します。
どんな体調不良やけがの人が来るか分からないので、総合的な知識が必要となります。
ツアーナース
別名添乗ナースともいいます。
修学旅行などに添乗し、旅行の全日程に添乗し体調不良などが出た場合対応します。
デイサービス
常勤のナースが欠勤や休みのとき、代わりに出てくれる看護師を探している施設は多いです。
ですから急な仕事を頼まれることもあります。
健診サポート
春や秋など健診が多い時期は需要が多いです。
血圧測定や採血などもあります。
訪問入浴
自宅での入浴が困難な人に対して、簡易的な浴槽にて入浴介助を行います。
患者さんが人工呼吸器を付けている時などには、看護師の手が必要なので需要があります。
病院の助っ人
個人病院など看護師が足りないときに需要があります。
診療の補助などを行います。
夜勤専従ナース
夜勤の人手不足があり、夜勤専門のナースがあります。
日中の給料より夜勤の給料の方が高いのがメリットです。
日中の勤務を数回行ってから夜勤専従というスタイルで、患者さんの状況を把握できます。
フリーランスの看護師として働くメリット
フリーランスの看護師として働くメリットは自由度が高いことですが、他にもフリーランスでは以下の特徴があります。
- 自由に仕事が選べて、休みも自分の都合で決めれる
- 特定の場所に勤務しなくてもよい
- 人間関係のストレスが減る
- 仕事をすればするほど収入が得られる
など、実に様々なメリットがあります。
フリーランス看護師として看護の仕事をすると、病院で働いていた時よりも自分の看護力が試されることが多いです。
高齢化が進んでいることもあり、様々な仕事場所に求められるフリーランス看護師は、うまく患者さんに対応できた時や感謝されたときには自分の自信にもつながりますね。
ですから、特定の勤務場所に勤めたくない看護師や、自由な時間に働きたい看護師などはフリーランス看護師として生きていくのに向いていると言えるでしょう。
また、自分の働ける時間と日にちを選ぶことができることから子育て中の看護師や、介護中の看護師などフルタイムでの勤務ができない人もフリーランスの看護師になるメリットはあると言えるでしょう。
これからフリーランスの看護師として仕事をしていきたい人は、実際にフリーランスの看護師として活躍している人に話を聞いてみると、新しい発見があるかもしれませんね。
看護師がフリーランスとして働く時に気を付けること
自分で働く時間や日にちを決めれるフリーランスの看護師にも、働く際には気を付けるべきことはあります。
結論から言えば、やはり「お金」のことを気を付けなければなりません。
確定申告をする必要がある
フリーランスになるというは、保険や年金、税金を自分で支払わなくてはなりません。
会社や病院に属するわけではないので、個人で保険や年金の支払いをしていきます。
また、個人での収入は確定申告が必要となっています。
看護師として病院などで働いている時と違う為、社会的な仕組みに戸惑う人もいるかもしれませんが、確定申告はフリーランスとして働く以上必ずしなければなりません。
確定申告については下記の記事で詳しく説明していますのでご覧下さい。
収入が不安定になりやすい
看護師として職場に勤務していた場合、毎月給料として固定給をもらえます。
しかしフリーランスであれば自ら仕事をもらいに行かないといけない為、仕事が中々ない場合には収入が病院勤務していた時よりも少ないなんてことはザラにあります。
ですから、フリーランスとして独立する際には心の余裕を持つ為にもきちんと貯蓄を蓄えた上でフリーランスになりましょう。
自分のスケージュール管理
勤務表は病院が作ってくれましたが、自分で仕事のスケジュール管理を行います。
慣れない場所での仕事はとても心身ともに疲労がたまります。
自分のペースで無理なくできる仕事量を把握しましょう。
いつでも希望する仕事があるとは限りません。よって収入は不安定となります。
しかし、働けば働くほどに収入が上がることもフリーランスの特徴です。確定申告時の所得税も考慮しつつ、計画的に看護師の仕事を組み立てていきましょう。
フリーランスの看護師として活躍していきたいなら
ここまで説明した通り、病院勤務とは違うフリーランスの看護師として働く為には、適応力やお金のことなど看護師としての能力だけでなく様々なことが求められます。
とはいえ、高齢化社会が進む我が国日本では、フリーランス看護師の需要は高まってくる可能性は十分あるでしょう。
とはいえ、フリーランスになりたての頃は、仕事が上手くもらえずに収入が低いままというは当たり前のようにあります。
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