会社を退職するにはどうしたらよいのか。
ただなんとなく悩みながら勤務し続けている。
辞めたいけれども具体的な方法がわからず、今の会社へ勤務している。
少しの勇気があれば退職すると思いながらチャンスをうかがっている。
上司や同僚と仲が悪く、絶対にやめてやると思っている。
夢や目標があり具体的に計画をたてているなど。
退職しようとする理由は様々ですが、良い退職方法が存在します。
どのように考えて退職をするのがよいのか、まとめてありますのでぜひご参考下さいね。
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会社を辞めるには
まずは辞表を書く
会社を辞めるには辞表を書き、上司に提出することが必要です。
辞表を提出しなくても上司に伝えるだけでも良い会社は増えてきています。
しかし、辞表を書いて退職の意思を紙に残しておくことが必要です。
会社によってはもともと退職届を用意してくれている会社も増加しています。
そのため、上司に相談してみると退職届けを書くように言われることもあります。
退職届には退職する理由や時期、印鑑が必要になります。
退職をする前にもう一度しっかりと考えてから行動することをお勧めします。
しかし、届けを出せばすぐにやめられるのではありません。
会社によって一ヶ月前や二ヶ月前に提出するように決められているので、確認しておくことが大切です。
ドラマなどでは辞表を上司に突きつけて退職するような形がとられたりしていますが、実際の会社ではそのようなことはご法度です。
円満に退社するほうが後々あなたの人生に良い結果を引き寄せることになります。
引継ぎを行っていく
業務は次に行う人がいますので、引継ぎをする必要があります。
引継ぎ業務はとても面倒くさく、どうせ辞めるからと怠慢になりがちな作業です。
しかし、引継ぎを怠ると大変なことになるのでご注意してください。
会社を辞めるときには自分勝手な都合だけでなく、後に残る人たちに感謝と業務引継ぎをして退職する。
退職をするときに最も考える必要があることが感謝です。
社長や上司、同僚だけでなく会社という組織自体に感謝してください。
どれだけ嫌な思い出が残っていたとしても、退職するときには感謝を述べられるように退職するまでに細かな部分も見ておいてください。
お世辞でもいいのです。社交辞令でもいいのです。
感謝して会社を去ることが退職を考えるときにあなたが最も考えるべきことだと心得てください。
会社を辞める際の手順
先に手順をまとめると以下のようになります。
- 上司に退職の意思を伝える。
- 辞表を書く。
- 辞表を提出する。
- 退職までの間に業務の引継ぎをする。
- 自分で使っていたものを片付け整頓する。
- 退職する。
具体的な流れはこのようになりますが、会社によって多少の違いがあります。
会社規約等で入社したときに確認しているはずですが、忘れていることが多いので退職前にもう一度確認しましょう。
また、会社の中で重要な立場になっていればいるほど会社を辞めるのが難しくなります。
現代では、個人の意思を尊重してくれる会社は増えていますが、上司の圧力などで辞めにくいなどということもよくあります。
圧力があった場合、退職する意思があるのであれば口頭で伝えただけではうやむやにされてしまいます。
辞表をしっかり書き、念のために二通作って割り印などしておけば完璧です。
しかし、会社を辞めるときに気にしてしまうのは周りの人たちからの目というときもあります。
女性に多いことですが、辞めたいけれど言い出せないなどということがあります。
会社の中に中の良い同僚や上司がいるのであれば相談できますが、いないのであれば電話やメールを活用することも一案です。
会話では言いづらいことでも、メールなら言えるということは多々あります。
上司にメールで意思を伝え、後日辞表を出しに行くという流れでも良いでしょう。
逆に、メール等で退職の意思を伝えるのは失礼ではないかと考えてしまう人もいます。
当然、辞めます。
というようなメールをいきなり送りつけたのでは争いになります。
ですので、メールでは退職したいと宣言するのではなく、退職の相談ということで上司に相談をもちかけるのです。
メールで相談をしていると後日上司のほうから聞いてきます。
その会話の中で本心を伝えるようにするとよいでしょう。
相談し、口頭で上司に伝えてから辞表を書いてください。
辞表を提出してしまうと完全に退職意思として受け取られるので、覚悟が必要です。
上司によっては辞表は必要ないという人がいるときがあります。
しかし、口頭だけではうやむやにされてしまうこともありますので、実際に書面に残すということが大切です。
辞表を提出した後は、しっかりとこれから会社に残る人たちのことを考えてください。
引継ぎをしっかりとすることは当然ですが、身の回りの整理整頓を怠る人が多いです。
飛ぶ鳥後を濁さずと言いますが、気持ちの良い退職者は本当に綺麗にして去ります。
自分自身の荷物だけでなく、事務所や廊下を掃除すると言う人もいます。
社長や上司へ感謝することは大切ですが、それ以上に同僚にも感謝しましょう。
あなたが会社で活動できたのは、その会社の人々がいて初めて成り立ったことです。
どんなに小さなことでも感謝の気持ちを伝えて後を去りましょう。
会社を辞める際の注意点
やめる前にまず相談をする
一つ目は、やめる前にまず相談をすることです。
退職をしようとするときは誰でも少し興奮状態のようになります。
勢いよく退職しますと言い切った後で、やっぱり辞めませんということはできません。
考えるという意味を込めて、上司や同僚に相談するほうが良いです。
辞めようと思う理由を伝えてみると、意外にも周りの人からの提案で考えが変わることもあります。
相談と言うことにしておけば、相談に乗ってくれた人にお礼を言い、やっぱり辞めないということもできるのです。
辞めなくてもよい会社を辞めてしまうのは、後悔が残ります。
後悔をしてしまうと、次の会社へ行ったあとでも愚痴を言うようになってしまったり、
前の会社は良かったと次の会社の同僚へ言ってしまい良い印象を与えなくなります。
後悔しなくていいように、まずは相談をしましょう。
とはいえ、仕事場に相談すると引き止めに合う可能性も高いですから、その場合には仕事場以外に相談するのもあります。
退職するタイミング
二つ目は、退職するタイミングを考えることです。
例えば結婚を機に退職をする場合があります。
本人は結婚することで気持ちが高ぶっていることが多いです。
しかし、会社にとっては繁忙期というものがあり、忙しい時期があります。
例えば2月にチョコレートの会社が忙しいことや、12月にケーキ屋さんが忙しいなどです。
いくら退職意思を示したとしても、繁忙期はどの会社も人手不足です。
長年勤めた会社で繁忙期がわかっているのであれば、その時期を終えてからが親切です。
会社を辞めることは、会社の中で出会った人たちとの別れと同じです。
例えば彼氏や彼女との別れをできるだけ円満にするにはどうすればよいでしょう。
もちろん、ご自身のご経験では喧嘩別れなどをされた方もいらっしゃるでしょうが、人と人との別れの際には必要なことがあります。
しっかりと話し合って(相談)して、いつ別れるかを考えることです。
タイミングが悪ければ、仲良く別れるはずが喧嘩に発展することになります。
会社を辞める際にも同じことが言えるのです。
辞めるから適当にするよりは、残る人のことを考えてしっかりとタイミングを計ることをおすすめします。
引継ぎはしっかりと行う
三つ目は、引継ぎはしっかりと行うことです。
あまり耳にしないことかもしれませんが、引継ぎを怠ると大変なことになります。
退職した後に会社から電話がかかってきたり、時には業務に出向かなければならなくなります。
辞めたはずなのに出向かなければならなくなると、当然給料はもらうことができません。
そればかりか、辞めて個人になってから責任を吹きかけられてしまっては逃げ場がなくなります。
考えればわかるのですが、ご自身で行っていた仕事はご自身以外の人はわかりません。
わからないことに対して、仕事として行おうとすると知っている人に聞くことになります。
業務内容を知っている人がご自身だけだった場合は、引継ぎに力をいれておきましょう。
また、重要書類などは会社に在籍している間に責任を引き継ぐ人を確保しておかなければなりません。
営業マンだとすると、取引先の会社に出向いた人の信用で取引をしているかもしれません。
引継ぎを怠ったばかりに取引を中止されたとなると、会社としても引き継がれた人としても悔やまれます。
しっかりと誰もが納得する形で引継ぎをしておくと、後に感謝されることもあります。
会社を辞める際には前向きに
どうして会社を退職しようと思ったのかもう一度考えてみてください。
辞めるときには上記のようにやることはたくさんあります。
もしかすると、ただ勤めるのが嫌だという理由で会社を辞めようと考えているかもしれません。
しかし、退職するというのは卒業するのと同じです。
会社や人と別れ、次のステージに向かうからこそ意味があります。
夢や目標を描いている方もいます。
会社が嫌だから辞めたいと思っている人もいる。
奥さんや友人が辞めたほうがいいと言うからやめようと思っている。
あなたの辞めようと思う理由は何でしょうか。
上司に相談したり、同僚に相談してみることであなたは本当に辞めたいのかわかるようになります。
タイミングをしっかりと考えることで、しっかりと退職理由を落とし込むことができます。
引継ぎを真剣に行うことで人に感謝されるようになります。
退職とはいわば旅立ちのようなものです。
別れたその先に何があるのかを楽しむことも大切ですが、別れたその人々があなたを応援してくれるようにしましょう。
そうすることであなたはまた次のステージへ進んでいけるようになりますので、頑張ってください。